しんぶん赤旗読んでいたら、凄まじく吐き気を催す記事を。山形県議会で審議されている「笑い条例」が成立に。色々ごたくさ文面が並んでいるけど、要は「県民に笑うことを要求させている」。表情なんてどうしようが個人の勝手なはずですが、それを条例という形でコントロールしようとする。ふざけんな●●、としか言いようがありません。
ヤフコメにはさっそく、「共産党が反対しているなら僕は賛成」式の擁護意見が殺到。「笑うことはいいことじゃないですかあ」などとただれた笑顔で握手を求めるような感じで同意を強要しにきますが、先に書いた通りの理由で承服することはできません。
そもそも政治が「笑顔にするため」にできることは、それぞれの施策で市民生活を安全・安定させることに努めるのが本分であって、「俺たちがルールを決めたほら笑えよ」と恫喝することでは決してないはずです。擁護派は「嘘でも笑えば効果はある」などと言いますが、所詮そんなんハリボテ。個人の意思から発せられたのならともかく、そうでない強要は苦痛と屈辱をもたらすだけです。
支配者でいることに慣れすぎて、個人の領域である表情やら精神状態まで操れると考えているなら増長も大概にしろよ、としか言いようがありません。撤回の署名活動も行われました。これは潰さなければ「権力が他者の心を操る」行為を認めてしまう。それを許したくありません。