つなげ“希”動力-人生記録員、伊東勉のページ。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

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「“殺すな!”STOP GAZA ジェノサイド」に連帯する立場から、この意思を嘲笑う者に。

 新しく起こった出来事に目を取られ、腰の据えた活動をしにくくなっています。それが故に時々にある1時間2時間の学習会というのは「腰の据えた活動」を思い起こすには必要。いまの社会は「瞬間的に目立った者が勝ち」という風潮が強くなっているので、足元をすくわれないためにも「じっくり物事を考える」気風を忘れないでいようと思ってます。

 去年の年末。イスラエル勢力によるパレスチナ人民虐殺案件に対して、それまでの様々な“事情”抜きにして先ずは「殺すな」を第一に考え行動しましょ、ということを呼びかけた人がいました。私も同意です。

 それに対してどういう意見が寄せられたか。「現実を甘く見るな」ならまだ優しい方で「そういうことを言うやつは左翼」だから「その逆が正解=イスラエル勢力のやってることが正しい」し「それで殺されるパレスチナ人民は自業自得」、「パレスチナの人間は(どういう立ち位置であっても)ハマスに協力をしているわけだから殺されても当然」という意見を投げつける人が多くいたのが実際です。

 そんなにハマスの犯罪行為が憎いなら、警察力とか発揮すればいいじゃないですか。2001年の「9・11」だって一時は警察力使ってテロ実行させた勢力を捕まえるってのが最初の方針だったわけでしょ。それを不満解消を目的に「容疑者がいる地域への攻撃」に切り替えてボコボコにして、生じたのは分断でしょう。

 今のイスラエル社会がパレスチナ勢力を痛めつけることによって喝采の渦を巻き起こしている様子はどうにも醜くてしょうがないけども…そういう瑕疵は人間である以上とどの勢力にだって起こり得るものだから、だから理性的な対処で行動しろよ、と言える状況にある人間が言い続けなきゃならないと考えます。「日本で言っても力にならないんだよ現地で言え」などと冷笑を浴びせる人もいますが、ここまで述べてきたことは「意識し続けていかないと簡単に封じ込められてしまう」ものです。

 遠いパレスチナの話では済まず、日本社会でも「こんなことまで“左翼(サヨク)”呼ばわりして分断持ち込」んで、ある種の言葉・発言を言い出しづらくするように仕向けている様相があります。言い出しづらくさせるのは「権力者が批判を押さえつけるため」。セキュリティクリアランス法案など権力に過剰に力をつけさせて、政府の意に沿わない人たちを黙らせるような法案、個々人の人権を侵すような法案が立て続けに用意されていることに鈍感になってはいけないし、そういう法律がどういう社会を進ませようとしているのかの警告は発して行かなければと考えております。