1)“ハマス”の攻撃から千人単位で犠牲者が出ていることが報じられていますが、それら報道に致命的に欠けているのは「そこに至るまでに何があったのか」。特に極右も入ったイスラエル政権がパレスチナ人民をいかに踏んできたか、を知らせないまま「パレスチナが悪い」と報ずるのは承服できません。
2)以上をもって「日本国憲法九条無力論」言い放つ方もおられますが、「戦争始めてしまったら憎悪の応酬始まるでしょう?」が正確な目線では。そうならないための努力を欠けば、殺し合いがはじまる。その努力は「ことあるごとに他者を踏み、憎悪をけしかける」連中を無力化させることも含まれています。
3)最近、散々に“対象者”を踏み続け、挑発しかけて殴らせて「ああ殴ったね」で殲滅に追いやろうとするやり口をあちこちで見ます。言ってしまえば「殺害の正当化」。その立ち位置で喝采を浴びせる者も少なくありません。その行為が、次の殺意をかき立てることを誰もが知らなくてはならないです。
4)イスラエルの高官がパレスチナ人を「ヒト型動物」と呼称しました。これは見逃していけない発言。こういう発言が「〜〜は殺してもいい」という思考回路に容易に結ぶ。
「〜〜は殺してもいい」思考からの解放を、と考えるなかで、今回のパレスチナ・イスラエル問題は「殺すことなく解決」を要求するし、「殺させる勢力」には厳しい目線を送るものです。