つなげ“希”動力-人生記録員、伊東勉のページ。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

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自衛隊名簿提供問題で裁判を起こした奈良の青年に連帯します。同時にスパイトに染まりやすいyahoo!コメントのあり方は考慮を。

① 先日、奈良県の青年が「自衛隊への名簿提供は違法」と裁判を起こしました。自衛隊はこれまでも適齢期の国民に入隊を促す文書を送っていましたが、2019年あたりに安倍首相が「自治体からの情報提供は足りない、非協力的だ」ということで圧力をかけ、自治体がこぞって自衛隊に適齢期対象者の情報提供を行っています。「行政から様々文章が行ってる。自衛隊だってやって当然」と擁護する者もいますが、自衛隊のやり方は「自らは手間をかけず、“上膳”で行政に差し出させる」もので、さらに言えば「自衛隊が個人情報にどう接触したか」のコントロールも利かない。こんなやり口に唯々諾々納得する気はありません。

 その裁判を起こしている当人と後援者の発行する通信を見ましたが、何も特別なこと言ってるわけじゃない、どの行政機関も徹底している「個人情報を“軍隊”だから好き勝手に扱うことは許さないよ」 と述べているだけ。そして、この訴えの中で着目したのが「情報提供拒否届け出」の部分なんですね。

 自衛隊に個人情報を提供されたくない人はその旨を自衛隊あるいは行政に申し出ろ-というやり方もされていますが、実はこのやり方にも危うさが。「自衛隊への非協力者をあぶり出す」ことに使われてるんですね。この部分、甘く見てはならないのを突きつけられました。

 ここまで述べた視点で、奈良の青年の起こした裁判 に賛同し協力していきます。

② この訴えがyahoo!ニュースで扱われました。が、コメントでは案の定この裁判を起こした人間に対し「共産党に操られているだろう 」「軍隊が好きにやって何が悪い」などという自衛隊擁護論で埋め尽くされていました。

 それぞれの意見に関してはここで述べませんが、ヤフコメというのがある一方の側にだけ優位に立ち回れるシステムになっていて 、ある言論の場を支配するどころか、実際の世の中すら1つの方向に染めやすくなっているので。

 韓国ではYahooと同種のサイトでコメント欄を廃止しましたし、日本のyahoo!ニュースでもコメント欄を設けない記事も増えてきました。「何でも書けるから言論の自由がある」ように見えますが、「常に一方の側だけ優位に働く」部分も見過ごしてならないのでは、という域にきています。「多様性AI」にしても「より権威主義/スパイト傾向の強いコメントの救い上げ」にしか作用していません。「記事の感想を目にすることができる」以上のマイナスが見えた以上、 ヤフコメの原則廃止に踏み込むべきと申し述べておきます。

PS この件といい、生活保護“いのちのとりで”裁判にしてもですが、「“サヨク”など使わないで当人だけで裁判しろ」語る人がいますが、その発言は例外なく「黙ってなぶり殺されろ」としかとらえられないものです。以上。