つなげ“希”動力-人生記録員、伊東勉のページ。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

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「岩手県立病院縮小しないように求める署名」を侮辱する連中に。

 岩手県は県土が広く、それでいて人の住む箇所は散らばってます。各々の住民の健康と医療へのアクセスを守る権利を保障するために、他県に比べて県立病院が多いことをまずご認識ください。

 1980年代から行われてきた社会福祉政策の縮小は、医療関係者の育成にも影響を及ぼし、それを育成しても都市圏に集中 してしまう傾向も。医療へのアクセスを守るというのは簡単でありません。本来ならば国政がそれに尽力すべきでしょうが、縮小を進めてきた自民党政権にそれを求めるのは難しい(“第2自民”はもっと難しい)。ならば、市井の場から意見を出して「医療アクセスを守れ」「医師・医療関係者の育成をしっかりしろ 」という意思を顕にする必要があります。

 で。

 例によってですがyahoo!コメント略してヤフコメでは、この運動を進める人・団体に対する侮辱的な言葉が投げつけられています。今の多数派ではない非自民、労働組合などが関わってることによって「左派の言ってることの反対が正解だ」とばかりに汚物を投げつける連中が。

 学校の統廃合でも、インフラ整備でも「田舎に作るのは費用対効果で無駄だから切り縮めろ」という意見がヤフコメで占められる傾向が強い。己がどんな恵まれているか知りませんが、そうじゃないところにいる人間にとっては死活問題。「他人に死ね」という言葉を投げつけるのがかっこいいとでも思ってんのかふざけんじゃねえよ、とこの署名を書いた人間として言わせていただきます。

 岩手の県立病院は、震災が起きた年に「非採算の沿岸部病院はなくしてしまおう」動きがありましたが、それを「生活のある場から病院をなくすな」と気づいた人の行動によって阻止した経験を持ちます。「切り捨てろ」ばかり語っていると、その刃はいずれ自分にも向かいますよ、と警告してこの項を終わります。