ここ数日、体調維持が精一杯でした。不覚にも鼻づまりの放置を風邪に結びつけてしまい、最悪からは抜けましたがダメージは残ったままです。みなさんも気をつけてください。
さて。最近ニュースで「救急車の有償化」の話。だいぶ前から話としては上がっていましたが、ついにそれが制度化されようと。今回は松阪市の話ですが、「成功体験」が広がったら、と考えると怖いですね。
そして、案の定出てきてるのが「7700円払うのにビビって救急車呼べないようなやつはとっとと死ね」という言葉。2020年代に入ってから「何々の条件に当てはまらなければ死ね」という言葉、簡単に使われるようになっている。直接の言葉を使わず、婉曲した表現にして。
どの形にしても「不愉快なものは“死ね”」と簡単に言える神経にピリピリくるものはあります。能登北陸震災で障害者の避難対応に関しての記事がいくつか出ていますが、そこにも「障害者が生きていられるような社会が悪い」「さっさと自決すべきだ」的な意見がずらずらと並んでいた。言い放つ本人が気づいていないかもしれませんが、危ういですよ。
こういう空気が、富裕層による富の収奪と同時に覩強められているところに視点を向ける人は果たしてどれ程いるでしょう。市井の民に回す富を絞り、社会の発展で得られるはずの豊かさを得ることなく殺されることを受け入れたくはないですね。