つなげ“希”動力-人生記録員、伊東勉のページ。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

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「自民党しかない」を印象づけ、それに抗する運動を潰した結果の“開き直り的逆張り”が横行する言論状況―インボイス制度強行に。

 大日本帝国が潰れて日本国憲法下の日本国になり、以降は資本主義社会の中で「収奪行為を経てでも利潤を求める」勢力と、「資本主義を超えたところで社会主義的な施策をもう取り入れる社会」目指す勢力でどう社会を形成するかの論戦がなされていました。それぞれ前者は自民党、後者は共産党社民党などがその位置にいましたか。

 それぞれに「こういうことをしたい」という目標を立てて議論をしてきましたが、1990年あたりにソ連など共産党が政権を握っていた箇所が崩れたことによって「共産主義は時代遅れ」という意見がまかり通ってしまい、その結果「自民党政治の枠内でしかモノが語られなくなる」状況が広げられてしまいました。最近の社会活動の議論を見ると、特に共産主義社会主義を標榜しなくても、今の多数派…自民党などの言うことを聞かなければ自動的に「あれは共産党だ」ということにさせられてしまう。こんな言論状況に閉口しています。

 先に述べた傾向の中で自民党が自分の権力を維持するために、それ以外の勢力を潰しまくってきた結果、このような逆張り意見を当たり前にさせてしまう社会になってしまったことが非常に残念でなりません。

 インボイス制度は日本の社会を細かいところから支えてきた中小企業にダメージを与える施策ですが、それをも「もうけもあげられない規模で商売する方が悪い」と言い、「反対を唱えてるやつらは共産党」と腐して異議申し立てを潰そうとしている。ずいぶん“共産党”と認識する範囲が広くなったもんだな、と皮肉の一つも言いたいところです。

 私自身としては「それぞれの行為が何を産むのか」を提示するのみ。どんなに政権が悪かろうが、生活の現場を支えてきた柱が、いよいよ本格的にボギボギ折れて社会を成り立たせなくさせてしまう。インボイス強行により零細企業が潰されてしまうのもそのやり口のひとつで、そういうやり口はダメだよ、というのは諦めずに言い残します。

 おつきあいいただきましてありがとうございました。