今週国会に関する報道で一番話題になったのは、ガーシー・東谷のに対する懲罰動議でした。
岸田内閣が進めている軍拡主義に目を行き届かなくさせる効果の他にも、色々解せない、納得しないことがありまして。このNHK党なるものが出てきた後を探りますと、ここ20年の「劣化的社会変動」がもたらしたもの。
自民党をずる賢く本音むき出しにしたしたのが維新。
その在特会ですら“モノ足りず”、嘲笑主義で生み出されたのがNHK党。
私が加担している既存勢力が何かできなかったか、という思いはありますね。
拙稿ではここ数回、NHK党は自民党の範囲内でしかない、と見解を示しています。同党議員で国会に出ている方の浜田が何を唱えてるかというと反共主義。在特会、NHK党、くつざわ改革党などは安倍政権時代の自民党支配下なら己の行動もウケる&否定されないと伸長した勢力。言わば自民党の別動隊で、それが故にアンチ野党・アンチ左翼の立ち位置にいる。これは見ておく必要はあるのでは。
あと、これらへの同調者が増えている理由ですか。人間の誇りってのは衣食住満たされないと発揮できないし、自分の生活が苦しくなれば紳士的な性格というのは発揮しない状況になります。そういうふうに縛っておいて、その解決方法を『時々の権力者を批判させないで、“反対する奴らが主原因で生活が悪くなってる”と誘導する』のが、いまの“権力握っている多数派”のやり口。
ここまで来ると「権力握れなくなるよりはいっそ社会が壊れて自分たちの支配だけが永続的に続けば良い」でしかないですね。それを乗り越えるにはどうしたらいいか…については、私の不得手分野なので別な方にお任せします。拙稿で示すのは「このやり方してきたから社会が壊れてきたのですね」という指摘。竹を割ったような記述をしないのは「世の中そんなんで進む出来事は多くはないでしょう」の考えに基づいたものです。
在る文章の中から思いくみ取って頂ければと思います。おつきあいいただきありがとうございました。