つなげ“希”動力-人生記録員、伊東勉のページ。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

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「致命的欠陥」持ちながら、「優しい政治」の旗を掲げ続ける。たとえ厳しい結果突きつけられようと。

※当初のアップは2月6日予定でしたが、記事製作の情勢が変わり遅れてしまいました。2月5日時点の記述にしています。

 

 2000年代初頭。

 数々の事件において「国に助けを求めるな」と、殊更強調された自己責任論が吹き荒れたことがありました。ここできっちり跳ね返しておけばよかったのですが、80年代からの左翼攻撃でそれに抵抗する勢力は打ち壊されてきた。しかも、まともにやりあえばいずれ逆転されるから、最後は「左翼のやることは全否定」で受け付けない状態にし、「権力はしかと監視してしかるべきもの」から「権力は自分たちの代表であり、それに反意を持つ者こそが反日日本人だ」などという空気が作られてしまっていました。

2)中里長門さんが8年、戸羽太さんが12年間紡いできた「人にやさしい」陸前高田市政が転換させられることになりました。この二人が行なってきた「人にやさしい政治」、その進め方に関しては様々言われることあるでしょうが、その代わりが「何か巨大な力を持ち込んでそれに従えばいい」というのでは…。

 2021、22年の選挙結果を踏まえて、小泉政権時代がかわいく思える状態。「人にやさしい社会」などを踏みにじってくれるわ、という空気が増している。真綿で首を絞めるように強力に進められている「生存権すら忌避」もそのひとつ。ヒューマニズムを基に抵抗しようにも「それ自体が邪魔」だという空気にさせられて、抵抗する根拠押し流されているのがとてもしんどい。

3)何で自分は頑強なまでに抵抗するか。

 そういう生存権すら否定される社会になっていたら、俺は生まれる前に殺されているから。たまたま母親の逆ギレによって生存することができたけどそうでなければとっくに死んでいたよ。そういう人間にとっては、今の「“やさしい社会”なんざくそくらえ」という空気、息苦しく辛い。

 じゃあ力任せにつかみ倒せば元に戻るかと言えばそうでもない。元々の性格上、そーいうやり方とれないでしょ。それ考えりゃ「作り直し」しなきゃなんないのでしょうね。

 俺にできるのは「諦めないで“そういう道もある”ということを堂々と示し続ける」ことだけ。残念ながら他人の中に分け入って何か影響を及ぼすという行為が俺にはできない。情けなくも申し訳ないができない。この手の活動する人間としては致命傷ですよ。それでも在る場所、在る媒体で意思を示す、選択肢を示す御柱にでもなりましょう。