過日、ある学習会で「誹謗中傷に対応し、(社会活動など)行動の先頭に立つ人が安心して取り組みできるような配慮が必要」という提言がされました。その方も前面に立って行動した結果、必要以上に刃先が向けられるような事態に陥ったことからそういう発言に結びついたものと思われます。
昨晩のニュースで東京15区補欠選挙に立候補している候補者に過剰な攻撃が加えられているという報道がありました。いわゆる迷惑動画撮影者の類も選挙に立候補していて、自分たちの存在を示すために悪目立ちをしようという行為は見逃してならないものがあります。別に誰それをかばうというわけじゃなく、そういう行動が“解禁”されてしまったらあちこちで頻発してしまうんです。それが故に立ち位置越えて考えなきゃならないです。
もう1つ。同じく東京15個補欠選挙で行われるネット番組の討論会に野党共闘の酒井候補が出席を見合わせることとなりました。いろんな場所に出て自分の意思を表明していくことそのものは必要ですが、最近は平等な進行などクソくらえで潰しにかかる傾向も。ある方面へのウケの良さを優先し、その場にいる輩でとりかこんで袋叩きにかかるスタイルの媒体には出演しなくてもよろしいのではないでしょうか。
これまでは「語っても消える」言論社会に存在してきましたが、SNSの発達もあり、今は「どんな言葉も容赦なく残ってしまう」時代となっています。そのことを踏まえての対応を願うものです。