つなげ“希”動力-人生記録員、伊東勉のページ。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

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「野党共闘」選挙協力についての再確認。その上で大阪の政治戦についても。

 かつて、選挙協力の「一本化強要論」という部分で私は激しく尖っていた時期がありました。正直「同じ陣営」側に属する人でも引くぐらい。激しく尖った末に、ある選挙でとられた「一本化に応じないないなら、自分に理解を寄せた人を引き抜く」やり方には「人生を投げ捨てる」行為すらやりかねないほどブチ切れました。結局は行動になる前に病気で倒れ、どっちみち普通の人生は終わってしまったわけですが。
 私のは極端ですが、野党候補一本化は一致点での約束ごとを軸に行うことが必要。そう思い立った人たちの行動により、野党共闘選挙協力が形になりました。紆余曲折ありながら、今の経済強者によらない勢力を一定程度国会に押し出せていたのはこの成果だと思っております。
 その共闘を恐れた勢力が「いっそ、そこに結びつく考えそのものを壊してしまえ」と起こした行動により、21年、22年の国政選挙で共闘がぶち壊され、今は再構築中。この間行われてきた共闘に全て諸手を挙げて賛成したわけではありませんが、中里長門さんを陸前高田市長に押し上げた「共産党保守系市民が手を組んで押し上げた運動」は見てきたからこそ「立ち位置を超えて約束事の元に一緒に行動する」元で共闘に参加してきました。

 大阪の府知事、市長選では、“反維新勢力”が知事選では谷口真由美氏、市長選挙では自民党市議を立て、その二人で記者会見を行うと伝えられました。過日、知事選に立候補を表明した辰巳孝太郎さんに関して「維新が潰してきた“公的施策”が市民生活を潰してきたのを打破」する観点から歓迎の意思を示しました。谷口氏擁立の報道後、「一本化させよう」とする動きにははてなマークをつけながら見守ってきましたが…ひとつ、線を引いておきます。
 これまでの選挙でも、共闘は順風満帆でなされたわけでなく。一本化がならなかった地域で、ある問題に取り組んでいる勢力から共産党が絶対組めない候補者に対しての投票を求めようと「所詮お前らじゃ勝てないんだから俺たちの言うとおり〜〜候補に投票しろ」という意思表示をしてくれました。
 取り組むべき運動では重要な協力相手ですから、無下にもできないのでしょうが、そういう言い様には少しどころじゃなく「来る」ものがあります。「所詮お前らじゃ勝てないから黙って降りろ」というような態度をとるならば、かつてのように尖った態度で対処させて頂くことになりますがそれでもよろしいでしょうか。

 …そーいう意味でも「勢力を作り直す」ことは必要です。共闘潰しから始まった「左の思考回路は全否定」、それに基づく理屈が正当化されてウン年になります。いずれ別な項で触れますが、権力者を厳しく見る目線のなくなった社会も併せて存在しているので、どこまでやれるかという意味では不安しか覚えませんが、それでも「必要だと思ったことはやらなきゃならない」と思っています。そういう意味では広い範囲で厳しい目線を向ける場面も出てくる。社会立て直すために敢えて汚れ役勤めなきゃなんないですね。
 それだけ述べて久しぶりの長い原稿となりました。お付き合いいただきありがとうございました。