私は通常の社会人より仕事をする能力が劣り、できることをてこてこ行って収入を得ていますが、人並みの生活には遠い位置にいます。ほんで、そんな私のような人に対して「給与/社会保障はこれ以上増えない。だったら株投資しろ・トレーダーになれ」と言い、刺激的な言葉を多用し“仲間(=金)”を集めようとする言動を見ます。「金をただ使うだけなのは低能。いまは株で増やす時代」とか。
煽るのは勝手だが、ただでさえギリギリな状況にいる人間が余計なことをしている余地はないのですよ。ただでさえ崖っぷちにいる人間からさらにかっぱぐか?そんで不都合起きたら自己責任で切り棄てる。貪欲に収奪噛ます気でいるようですが、私はお付き合いいたしかねます。
で、タイトルに書いた都構想という名の大阪市廃止策動。維新勢力が成立を図っているものですが、実際何を狙うか言えば「これまで大阪市で扱っていたお金を大阪府に吸い上げる」、そして「大きく集まった金を自身の息がかかった/都合のいい事業に注ぎ込む」ものでしかありません。推進者は「既得権益が〜」という言葉で反対派を打ちつけ、「身近なことは特別区に下ろされる(端)金で」という言い分でだまくらかそうとする。
維新を“国政野党”というくくりで見ようとする方もいますが、市井の市民から金をかっぱぐ収奪主義思考は安倍→菅自公政権と変わりありません。都構想・基礎自治体消滅行為を許したら模倣する輩が増えるでしょう。その終着点は「市民が市民でなく、権力強者の養分でしかなくなる」。平成、昭和ぶっ飛ばして15、16世紀(社会権未確立時代)にまで社会巻き戻す気か?
今世紀に入ってそういう策動があちこちに見かけるようになりました。跳ね返すには「そーじゃない別の道」をつくる力を得ること、それにつきます。私の最推薦・日本共産党も模索重ねながら「専横かます権力者をはねのける」とりくみしてます。私自身は体ボロでただでさえ少ない活動能力を更に減らしているのが現状ですが、よかったら拙稿も参考にしてください。
おつきあいいただきありがとうございました。