つなげ“希”動力-伊東勉のストラグル日記。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

コビット19対策に「選民」「優生」持ち込ますな/視線が厳しい理由。

 お手伝いするはずだった市議選挙も早々と決着してしまい、日常に。いまはあらゆる行動にコビット19の枷がはめられ、先行きも見えない状況ではてさてどうすんべと悩まれている方が圧倒的多数と思われます。私も無縁にあらず、大体にしての基礎疾患持ちでかかれば致命的なのは昨日記しましたが、問題はかかった後。
 致命と書きましたが、致命に至るのは単純に「基礎疾患+コビット19」だけでなく、そこに割って入る優生思想。イタリアやスペインでトリアージ対応がなされているのは報道でご存じと思いますが、そこに託つけて「これを期に“足手まとい”を一掃しよう。なあに、ああいうのがいなくなっても“自然の摂理”だ」等と語る方も多く見えまして。
 いやあ、生活弱者側があなた方の思い通りに死んでくれると考えないでいただけますか。弱者に陥った人を「自己責任」と切り棄てて社会を維持してきたのでしょうが、それは行き着くところまでいけばより凶暴な形で切り棄てに走る。「足手まといは一掃」語る方々は、その言葉が虐殺の種子を撒いていることに気づいてくださいよ。

 災害などの場面ではどの政権であっても「まずは見る」「気づいたら助言」「だども、検証はしっかりしますよ」というのを柱に様々述べてきました。今の政権の前までは。
 安倍政権、ことにこの2、3年の実績の上に、「実効のないアドバルーン」「一々に“お友達”の利益をかます」など、ストレートに市民生活に対応しない手法も加わって、災害や今回のような事態にあたっても信頼を置くことができません。「党派性抜きに一人間としてやらなければならないものありますね?」というのすら蹴り飛ばしに来るのだから視線厳しくならざる得ませんね。それを「安倍さんのに逆らう非国民」と言って非難するなら受け止めるだけです。
 コビット19にかかった方の感想も聞こえてきまして、あーこりゃ俺はかかったら死ぬわ、と思わされました。元々どっか派手なところに行くつもりはありませんが、自衛は気をつけていくことにします。皆様も。
 おつきあいいただきありがとうございました。