記述日:2月19日
ここ数年、「コタツ記事」というのが流行っています。要はSNSや他の媒体の情報を元に、直接本人に当たらずに記事を書くというものです。私も記録のためとはいえ、「もう一つの主題」ではその手法で記事を書いているので、手法そのものに関してはあまり人に強く出られる立場ではありません。ただ、裏付けを取って記事を書いているのかという点、特に本人の信用に関わる問題などは、厳しく問われなければならない場面もありますね。SNSでパッと現れたものにすぐ飛びついて記事を書くのはダメだろうと思う次第です。
今回それを感じたのは、大阪のMBS(毎日放送)が、「しばき隊」と呼ばれる勢力が参政党支持者を攻撃して骨折させた、という報道を流した件です。しかし、該当の記事を見ると色々と合点がいかなかったり、怪しさを感じる部分があります。映っている映像には「しばき隊」と認識される人物も映っていますが、果たしてそれは本当に本人が手を下した場面なのか、骨折を生じさせた瞬間に起きた出来事なのか。その証明がなされていません。
また、該当記事に登場する人物は「しばき隊研究家」と名乗っていますが、本当の意味での研究家ではなく、言い掛かりや野次馬根性の人が自称しているだけではないのか。そういった不確かな情報で「誰かが犯罪を犯した」と決めつけるような報じ方をしていいのかと、疑問しか覚えません。案の定、ここ数年来続いている「反権力的な言葉を発信させない」、もっと具体的に言えば「共産党など『尖っている』勢力を貶める」目的で動いているのではないか、と疑っています。
しかし、放送直後から「これはおかしいぞ」と思った人たちが相次いで反撃に打って出ました。次々とMBSや自称研究者の矛盾を突いていくにつれ、MBSの報道はトーンダウンしました。ネット上の記事は一定時間が経つと消去されるのが習わしのようですが、それまでに何度も記述を修正しており、当初の「しばき隊が参政党支持者を骨折させた」という断定的な書き方はもはや消えていました。「しばき隊研究家」と名乗る本人も、当初の報道に関しては誤りだったとする発言をしています。
今のところMBSは知らん顔をしていますが、誤報を生じさせるような、あるいは特定の勢力に対する攻撃を加速させるような不適切な報じ方に関しては、厳しく問われざるを得ないと考えます。
