今日は、伊東です。
散発的な記述ですがお付き合いよろしくお願いします。
◇はすみとしこ氏のシングルマザー派遣労働者叩きを見て、寸時に思い出したのは沖縄右派活動家・我那覇真子氏の休日を謳歌する人への攻撃。己が「ご立派」な態度とっているか知らないが、“その域”に達していない者に対する蔑視が甚だしい。何れこの方々は傷つけることしかできない。
◇神奈川県議会。またも「先輩風」吹かして難癖つけて「猛省決議」ですか。性質の悪さは大阪、愛知、東京とはまた別物。去年5月より厳しく詰めないとならないです。
さて、都道府県議会ですが、大都市圏になればなるほど少数会派が議席を得るのか難しくなります。政令指定都市の選挙区は「○○市●●区」まで別けられる。例えば大阪府堺市区では大体定数8が2×4に。
大雑把な書き方ですみませんが…これまで定数10で
A党→得票40%で4議席
B党→得票30%で3議席
C党→得票20%で2議席
D党→得票10%で1議席
の勢力分布が、定数3ずつ(削減1)になれば、議席を得る可能性はA、B、+A、Bの付随する勢力くらいしかなくなるでしょう。
定数3選挙区では…
A→得票40%
B→得票30%
C→得票20%
D→得票10%
※雑ですがドント方式
A40 20 10
B30 15
C20
D10
上記得票率の定数3あたりの議席獲得の可能性はA2〜1、B1程度、C0〜1。これを元々の一区9議席で議席獲得可能性を記すとA6〜3、B3α、C0〜3。
こたこた回りくどく書いてきましたが、定数10ではA4、B3、C2、D1となったものが、定数分割化によってA6、B3、C0〜1、D0とされたら?地域内最大勢力にとってはウハウハでしょう。自分等は力増すことができるし目障りな所から力を奪える。
ではさらにさらに。この構図が5ブロックあったとしましょ。
1市定数10でA4、B3、C2、D1
5B定数50でA20、B15、C8、D5。
これが分割化で
一市定数9でA5、B3、C1、D0
5B定数45でA25、B15、C5、D0
とされたら?
禅問答のようですみませんが、ここら辺まで示した可能性の意味を明け透けに語ってくれた方いましてね。大阪の現与党議員ですか。「(要約)定数削減や政令指定都市の選挙区分割で共産党を叩き落とすことができ、自分等の思い通りになっている」、と。よく考えてみれば、埼玉、神奈川、愛知、大阪…安倍政権直下の与党自民公明だけでなく、先鋭的なネオリベ勢力、右翼反動的な勢力が幅を利かし、一方で共産党などは議席・発言権を得るのに苦労しています。
神奈川県、かつては「革新の牙城」言われた所が革新首長の脱落から反動勢力の跋扈を許し、いまや日本会議の巣窟に。去年5月の「猛省決議」、そもそもはとるに足らないことを針小棒大に問題化し、あわよくば発言機会の剥奪→「なにもしない」と信用失墜を狙うものでしかない行為で、それが成就できなかったから八つ当たりで「猛省決議」したもの。前回は海外「視察」に関して共産党に痛いところ突かれたことがキッカケになりましたが、今回もぬるま湯に浸かっていたオール与党の皆様の怠行(把握しきれていないのでこの表現で勘弁)突いたことが原因のようですね。
まず、神奈川県議会の後進性が露になりましたので、当然黙っている趣味もありませんで、がっつり相対することにします。お付き合いいただきありがとうございました。