つなげ“希”動力-伊東勉のストラグル日記。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

【至・総選挙2024】「政局を嗜む」ではなく「政策を問え」/エキセントリック言論は収めよう。

1️⃣ 「政治は“何をしていくか”で問われるもの。

 10月5日に盛岡で行われた日本共産党の演説会、私は直接伺うことができませんでしたが、動画チャンネルで吉田恭子岩手1区予定候補、高橋千鶴比例代表東北ブロック予定候補、小池晃書記局長の話を聞きました。今の報道を見てみると何をするかっていう政策的な報道が全くなされていないのが気にかかります。本来はそういうものをしっかり伝えるのが必要なはずですが、政局的な報道が多くを占めてしまうのがどうにも…という思いをしています。

 それは「共闘」問題でも。「共産党が野田の依頼をけった」などとは書かれるが、そこに至るまでの内容は記述がない。何故に「独自の力をつける形で選挙に臨む」の方針を出しているのか、ここ数年行われてきた選挙戦で「批判・揶揄」を過剰に恐れ、左翼的・人権的な施策を示してのたたかいを貫徹できない立憲民主党に対する疑問も報じられないまま「共産党が野田氏の提案を蹴った」しか報道されないのにどうにも疑問を覚えます。

2️⃣ エキセントリックなやり口全盛…から生真面目さを社会に取り戻そう。

 政治報道と言や、注目集めさせる手段に使われてきたのが「エキセントリックな物事の発言」それを“武器”に足場をつくってきたのが維新の会。その中でも特に左翼側に激しいモノの言い方をしてきた足立康史が維新の会の公認候補を外れ、今回の選挙には出ないこととなりました。

 「トップダウン甚だしい維新の会に逆らった人」ということで持ち上げる人もいますが、正直彼がここまでやってきた「左翼を忌避する雰囲気を醸成」する行為を穏やかに見過ごすわけにはいきません。

 そういう「エキセントリックなやり方」から脱して必要なことを真面目さを持って対処をしていく。そのやり方を思い出していかないと、必要以上の苛立ちを醸成させて不必要なところまで対立を生じさせる。

 先の演説会で高橋千鶴子さんが(以下趣旨)対立も生じる国会の中でも、必要な物事を実現するために党派問わず尽力した、という話をされていましたがそれを実現させたのは「エキセントリック」ではなく「真面目さ」ではなかったでしょうか。それを思い出させるのが今回の政治戦の1つのテーマと考えます。

 おつきあいいただきありがとうございました。