つなげ“希”動力-人生記録員、伊東勉のページ。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

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津田大介氏の「共産党問題」論から~私伊東がこの問題に関連してどう物事考えていたか確認しておきます。

① 私は元々野党共闘論と言われるものに対しては懐疑的/否定的な立場でいました。1996年に小選挙区導入され、2010年代半ばまで行われていた選挙では「勝てないくせに立候補するな」「利敵行為」などと共産党に対して候補者を下ろせという声がしつこくしつこくなされていた事に協力に反発。

 議会において意思を通す力を失うわけにはいかない、という部分で野党共闘論…とりわけ一本化強要に関しては激しく反発してきました。ある選挙の中で当時の野党第一党が図に乗り、他に協力する勢力をないがしろにして威張る構図を見せつけられ、それに反発すれば「てめえらの勢力から来た奴を引き抜いてもいいんだよ」とばかりの態度を取られた時には激怒突き抜けて逆上しそうになりましたね。おかげで死にそうにもなりましたが。

② 2010年代半ばから野党共闘で選挙戦が行われるようになりました。共産党の意見・意思をも組み入れ、市井の立場に立つ議員を一人でも多く議会に出す。そのための取り組みが深く誠実になされたからこそ「保留するが団体の意思として協力する」で見始めた私も、「これなら協力してもいい」と。ある程度の信頼を置いて筋の通った共闘なら、と考えるようになったものです。

③ 土曜日。インターネット番組ポリタスの編集長・津田大介氏が番組の中の評論で「共産党がある限り左翼勢力は分裂して常に選挙に弱くなっちゃう」「海外が左派も政権を取りやすいのかと言うと共産党がないから」という発言をしました。状況の解説をした、という擁護論も聞こえますが、要は「政権交代には共産党が邪魔だ」としか聞こえません。

 そもそも。ヨーロッパの共産党がなぜ力弱められたかというと、「自分たちの国の人民に足場置かず、ソビエト共産党の配下にあった」から。そりゃ「力弱められても仕方ないでしょ」。日本共産党はその点自主独立路線敷いてて、ずっと日本社会の中で地位を築いてきた政党です。それが故の意地・プライド・存在価値というのもあります。

 欧州の政権交代共産党が参画した事例もあります。それが何を示すか言や「市井の立場をとる政治勢力が結集して政治に力を反映させる」ことが為された結果。殊更に共産党の存在云々で語られるようなものでありませんし、いまの日本の政治で「権威主義でなく市井の生活から意思を発する」やり方をしようと思ったら共産党は外せない。

 「何をするか」の中身抜きに政局のみ語られて、結果共産党を軽んじ、「権威主義勢力の別動隊」を与入れるような発言に納得する気はありません。厳しい批判は浴びて当然と考えます。

④ 津田氏に関しては意思発露の内容以前に「無理しすぎ」「深く探る」ことができているか、という部分で不安があります。

 安倍政権末期から菅政権にかけて、リベラル的主張する人間・番組がことごとく地上波番組から排除される件がありました。私が特に危機感おぼえたのがFM局J-WAVEで放送されているジャムザワールドでの一件。2019年に安田菜津紀青木理津田大介氏が地上波からは降ろされた(名目上は「番組内Podcastに異動」)出来事がありました。

 それ以来、安田菜津紀氏、津田氏は独自のマスメディアに参画するようになりますが、津田氏の「ポリタス」はほぼ毎日の番組制作。安田菜津紀氏の媒体や野間易通・安田浩一両氏主催の「NO HATE TV」が週一回なのを考えると「無茶が過ぎないか」という不安がありました。

 必要な情報発信を毎日社会に届けたいという心境はあるのでしょうが、少し前はインボイス制度でも「?」という記事があったようです。必要な体制…深くきちんと問題を掘れる体制を作っていてほしいです。

⑤ 私は体の状況もあり、「激怒」行為を拒否するようになってしまいました。本当なら嫌なことは嫌だとはっきり言えばいいのですが、体にすぐ応えてしまうのもあって抑えざるを得なくなっています。昔ほどはっきりとした物事語ることができないことを申し訳なく思う次第です。

⑥ 2021年の初冬に総選挙が行われて今年で3年目になりますか。いつ解散があってもいい状況に。私は自身は左翼的な人権思考、個々人の基本的人権尊重が尊重される社会こそが必要と考えるもので、それらを踏み潰すいじめっこ指向・スパイト行為が“標準”になっている世の中でその意思を残すことが当面の政治戦で重要と個人的に考えています。

 それが誠実にできる人たちとは協力し合いたいし、逆に自分のいる勢力蹴りに来る-蹴りに来るのはもう仕方がないと考えますが-輩には相応の対応をし、ひっくるめてとりあえず自力をつけることに傾注しましょうかと考えている次第です。

⑦ 必要な考えを整理してみたら長い文章になりました。おつきあいいただきましてありがとうございました。