優生保護法裁判。賠償を認めたこと、上告をさせなかったことで一つの地歩を築いた形となりました。
が、どうにも喜べない 自分がいます。
この件を報道したニュース記事につけられているコメントに否定的なのが多く。もっと言えば「優生保護法の復活を求める」声すら入ってきている。「障害者とか弱者を“普通の日本人”はカバーしきれないから勝手に死ね」と願う空気が充満しているのは、特にこの4年間強く感じさせられてきた。
だけども
あからさますぎねえか。
過日は寝たきりの人に対してネガティブな感情呼び起こす写真を差し出したり、「糞まみれ」という文字を見出しにして認知症の人=汚いものとして扱うような記述も。“少しでもめんどくさそうなのは処分してしまえ”という空気を感じさせられる。
じゃあ、そんな人棄てさせられて自分たちだけが助かることはできるのか。何度も言いますが、そう思わない。誰かを投げ棄てて成り立つような社会をそのままにしたんじゃ、いずれ自分自身も棄てられるだろうよ。
このところだけは強く指摘しておきます。