夕方になってニュースを見たら、驚きと同時に「やっぱりか」と思わせるニュースが。
維新勢力による府議会定数削減。
10年ぐらい前に88に減っているのですが、それでもまだ足りないと8削減を狙っています。「自分たちの身を削る」などと言いますが、様々なデータ見てみるとこれで落選可能性の高い議員はほとんど維新以外。特に共産党に対してはいる2人全部すり潰す気でいます。
選挙に当選するしないは有権者の投票数=意思で決まるのはたしかですが、維新勢力のやってるのは小選挙区化による土俵変更で自らの支配強化。「身を削る」いいますが、儲けが回る構造を保てる以上「議員から引く」はマイナスにならない。「スリム議会」目指すといいますが、全有権者単位で考えてみればどうなのか。
維新勢力についている人から見れば首長も維新で議会多数派も維新で、圧倒して物事はサクサク思い通りに進む。しかし社会全般で見たら維新勢力以外の支持の人もいるわけで、その意見は反比例的に踏みつけられる。これは「俺たちは選挙で勝っている」だけで何もかも正当化できる話じゃありません。
もうひとつ。議会に議席が存在すると存在しないとでは大違い、というのを知っていただきたい。議会に存在していれば各々の勢力に集められた意見・要求を議会という場に押し出すことはできる。物事進めば広い賛成で形にすることもできる。その可能性はある。
しかし、その場がなければ、議論にすらならない。もっと言えばなかったことになる。そうなって要求実現の糸口さえ失うようなことを、多数派だろうが一勢力の身勝手で失わせてたまるか。
更に更に。
強者に着いて威を借るナントカに身を落として自尊心を維持したいと考える人が、ここぞとばかりに「目障りな勢力を潰せる」言って回ってます。去年辺りからですかね。維新の支持者が「吹田と東大阪で定数削減すれば共産党は潰せる」語ってるのは目にしてましたからね。たとえ議会から追い出されようと、共産党という組織は存在するわけで、目指す物事に実現するために全力を尽くすのは当然。ただ制度の改悪で道を閉ざそうというのであれば、その目論見には一歩も引かずに立ち向かう。座して死ぬ趣味はありませんよ。
今回の一件、私の推薦勢力を支持する勢力が直接の標的になっているので攻撃的に書きましたが、そうでなくても「多様な民意を押しつぶすやり方はどうなのか」という視点も入れて皆様に考えていただきたい、と願います。
あと、維新勢力の人に関しては「いつまでも『自分のターン』が続くことはない」というのは知らなければならないよ、と。そのことは強く警告します。
おつきあいいただきましてありがとうございました。