昨日の拙稿で書いた立憲民主党の「共産党排除」。15日に立憲民主党の 国対が、共産党の穀田恵二国対委員長に謝罪に来たとのことです。そのことは評価しながら、今どういう状況に置かれているのかというのは意識し直した方がいいかと思います。
ここ30年日本の選挙は、一人しか当選しない小選挙区制度が主流になりました。導入するとき「お金を使わない」とか「地域の密着度」とか言っていたようですが、小選挙区の性格―比較第一党しかその意思が通せなくなる―というのを忘れてませんか。
大阪府議会でも定数削減が行われようとしていて、定数が1人になる選挙区がまた増えた。都道府県議会レベル、特に政令指定都市での選挙区割りが「区ごとを原則」にしているがために、1〜3人区が多数をしめる形に。今権力にいる側にとっては「その移動をさせない」という意思を、選挙制度設定で示してるわけです。
その与党の側にいる人が何を言ってるか。「野党を潰すために定数削減・小選挙区化を止めない(趣旨)」と。民意をそのまま通す比例区だったら一定勢力形成する考え方を、選挙制度を利用して潰す、発露する場をなくするという意思を隠さなくなった。
選挙制度単体でなく、いろんな場面でそういう意思を押し出している中で闘いをしているわけです。自民党・維新勢力が行っている「市民からの収奪政治」に抵抗する広い範囲での包囲網・共闘を作っていく必要があると、ここ数年活動してきました。
その勢力の一番大きい所が折れてしまうと昨日書いたような酷い状況にさせられてしまうから、なんとか維持する必要はあるのです。SNSでのネガティブキャンペンに折れず、厚かましく存在し続けていきます。
おつきあいいただきありがとうございました。