26日、国会で「天皇在位30年年賀詞決議」が決議されました。日本共産党は「安倍政権による政治利用」として採決を棄権しましたが、案の定「不敬」と叩く人が多く。「これまでの社会が作り出した矛盾点、不合理さの解消」と「それは有権者の判断でなされるもの」という考えの基でこの行動に出ましたが、「道は遠いな」てのを感じさせられます。
それとは別に。上記の件もそうですが、天皇・皇族もそうだし、あとは自衛隊ですか。やたら持ち上げて攻撃に使う人もいますが、彼らの様子見ているとこんなん思うときがあります。
「嫌な行為をさせる先兵にさせるためにおだてているだけか」と。軍隊・自衛隊にせよ、天皇にせよ「国体」に対する求心力の道具として扱われ、もっと言えば権力者の道具として使われる。その際に彼らが負うしんどさも考えずに「あなた方は俺の支配の道具として使い続けられろ」と。
安倍政権に連なる勢力は、数年前に行われた天皇祝賀の式典で「天皇万歳」とやって当人を困惑させたこともありました。従わない者を蹴りつつ、使える道具はおだててでも使う。最終的には日本社会の私物化―いい加減、この構造から抜け出さないとわんない。その意を改めて確認した一連のできごとでした。