つなげ“希”動力-伊東勉のストラグル日記。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

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悪罵と石礫を投げつけられても譲っていけないもの-関東大震災朝鮮人虐殺の件について。

 9月1日は関東大震災が起きた日です。正午に起きた強大な地震は10万人以上と言われるほどの犠牲者を出しました。様々な教訓をこれまでの100年の中でくみ取っては来たのでしょうけども、さらに工夫を凝らして「震災で死なない社会」を作っていかなければ、と思います。

 同時に、このような震災が起きた際に直接の震災被害以外で死に至らしめるような状況も作らされてしまいました。簡単に言えば虐殺案件です。特に被害の大きかった地域では犠牲震災犠牲者そのものもそうですが人数が確定できない/確定する資料を失うほどの被害ももたらしました。

 「震災で助かった命を失わせるな」というのは東日本大震災救援社会活動での合言葉でしたが、「失わせるな」どころか人間の心の弱さによってむざむざ殺させてしまったのが関東大震災の虐殺案件。なぜこんなことを起こさせてしまったか-明治以降権力者が40年かけて朝鮮に対して取った態度と地続きでこのような事件が起きてしまったということを考える必要があります。

 特にSNSでは自身の存在価値を国家に置く憎悪主義者…のなかでも性質悪い輩が極端に話を持って行って虐殺を否定するように持っていく、あるいは様々理由をこしらえて「こいつらは殺されても仕方がなかったんだ」と言い、それでも虐殺被害を告発する側の立場の人に「それでも日本人か」「敵対勢力から金をとられる」などと悪罵投げつける様子を目の当たりにしています。

 いい加減にしろよ、と申し上げるものです。

 「震災で助かった命をそれ以外のつまらない原因/政治の不備あるいは社会人間の弱さで失わせるわけにはいかない」。関東大震災の教訓をくみ、学校などで認識してきたからこそ、それ以降の大きい震災で虐殺は起こさせませんでした。

 それを打ち破ろうとする動きはそこかしこに見えている。最近はSNSの悪い意味での発達が「そういう空気」を醸成させる方に働いているので、何としても踏ん張らなければ。簡単ではないし、私もその能力を大きく損ねていますが追求する。「~~は殺してもいい」社会に塗りつぶそうとする動きには「絶対NO」で取り組みます。

 おつきあいいただきありがとうございました。