拙稿ではここ数年、いわゆる左翼的思考を消滅に追いやろうとしている今の日本社会に疑問を持ち批判もしてきました。
ここ2日間でも気になる記述が。1つは政党法の話。「政党の行動は市民にも回る」という論立てで、政党を縛る法律が必要と語られがちですが、そもそも政党とて「結社の自由」で語られるべきもの。容易く権力の側から縛りを入れさせていいのかという疑問があります。
もうひとつ言や…特に日本でこれまでなされてきた政党法論議は「共産党をつぶす」こと。今回もヤフコメなどでそれを外さない言論状況を見ています。 自民党の裏金問題による不信感を利用してさらにひどい方向に持って行かすことは断固、お断りです。
もう一つ日米安保条約に対する態度。「対中国/対ロシアの問題があるからこの条約は外せない」というご意見もありますが、この条約がアメリカによる日本支配の源になっているということを忘れてはならないものです。残念ながら、今の政党でそれをはっきり述べているのは日本共産党しかありません。
「野党で共闘するからには“日米安保条約廃棄”の旗を下ろせ」というご意見も出ていますが、「よほど踏まれるのが好きなのですか」という思いをしながら見ています。「廃棄なら自主防衛強化を」という声もぶつけられますが、「アメリカ覇権主義」に甘んじる立場はどうなんですか、と申し述べておきます。
拙稿、コンスタントに毎日書けるブログでなくなって久しくなっていますが、
それでも少なくない方に見ていただけることには感謝します。火がつけば毎日のように書きますが、当面低空飛行ご容赦ください。