しばらく記事を作る環境になかった間、言論状況が権威主義・全体主義に絡めとられている状態に。特に岸田首相の「ホテルへの二次避難ツイートへの批判」にデマと対応してくれたのには舌打ち。以下箇条書きにて。
① ラサール石井氏らの批判を招いた説明不足
ホテルなどへの二次避難を呼びかける岸田首相などのツイートですが、そのツイート単体ではそれが無償で行われているかどうかの判別がつきません。岸田氏らを擁護する方々は「事前に通達が出ている。お前らが調べろ」と述べますが、
(a)支出が伴うかどうかと言うのは重要なことだからその提示を怠った側にはおとがめないのか
(b)細々とした情報発信を一々市民が自発的にわかってくれると考えないでいただきたい(気にしている人は多くない)
端的に二つ、疑問が浮かびました。
② 「批判」を「デマ」にしてくれた岸田の行為
わき出た疑問を指摘したツイートに対して、岸田首相は己の態度を省みず、「批判行為はデマで、避難の妨害」と断じてしまった。何をムザムザ分断あおる行為してるのと不信感が増幅しましたが、“震災”“デマ”のキーワードに、この10数年間醸成させてしまった「政府批判者は潰していい」という空気が合間ってこの行為を許す結果にしてしまいました。必要な批判を「デマ」に仕立てて叩かせる行為には不信・不快感しか覚えません。
③ 唐突に出てきた「権力者は我慢している」論
この議論のなかでなぜか吹き出ているのが「岸田/菅/安倍氏等は反権力側を訴えないで我慢しているのに、反権力側はそれをいいことに図に乗っている」などと言い出しました。噴飯ものとしか思いません。
権力者の持つ力をなめないでいただけます?実際問題、得た権力を約10年ぶん回していい思いしてきたでしょうに、それで何か足りませんか。その強力さに対峙するには弱すぎるのに、それを更に切り縮めたいのか、と疑問に思う次第です。この部分はもっと突きたいものがありますが、ここまでにします。
〆)実際の現場では自重していますが、震災の対応も「まずは見守る」という気にならなくなっているのが正直なところです。それでも必要なことは…と思って進言すればデマ呼ばわり、ですか。
底抜けがここにも、ですね。厳しく監視していきます。
※これまでは朝4時40分頃にアップするのを原則にしてきましたが、今後は完成即アップを基本にします。記事の長文タイトルができないためです。