山下達郎に関しては「嫌なら聴くな」発言にしても彎曲的な言い回しに終止していましたが、火曜日に見聞きしたＡＳＫＡはストレートに達郎批判者に対する攻撃を言い放っている。ＡＳＫＡの過去の所業をあれこれ語る気はないが、ここ十数年、そうした“キズ”を負った者が権力や権威に跪ついて、市井の人権を踏みにじる行為を行う傾向は甘く見てはならないと感じます。
ジャニー喜多川サイドにせよ、山下達郎にせよ、権威振りかざして「所詮はこんなもの」と明らかになった問題点にフタを被せようとする行為に批判が寄せられているわけですが、そこにへんなファクターを入れようとする輩が。喜多川・山下の行動に疑問を呈した松尾氏がしんぶん赤旗に出たことをもって「共産党が」云々言いはじめ、そこから「喜多川・山下の発言に異議を唱えるのは非国民で共産党の所業（＝だから悪いこと）」、「波風起こして“日本人”という多数派に逆らうことを許さない」として攻撃のネタにする。“政女48”一派の浜田某が反共を優先させるのを当然視するツイートをしていますが、浜田等に限らずそういうやり方で塗りつぶそうとする輩が多く目につきます。
厄介なのは、それらの言動には「現在の多数者が起こしている悪癖を“仕方ない”とし、それに叛旗を翻す行動を“共産主義者の所業”として忌むもの」として無効化させようとしていること。いまの権力を支持する勢力が「己の良さ」で支持を訴えることができないから「己以外の勢力の存在を否定するしかない」やり方をとる。いま振り撒かれている反共優先の言辞にはそういう意図が込められているわけです。性質悪いことに。
これらの言動の目的は「否定的な言葉を浴びせ続けて動けなくする（あわよくば壊せばいい）」なので、一番の対応策は「黙らず選択肢を示し続ける」がよろしいかと。ＳＮＳでは垣根の低さを利用して“クソ”投げつけるやり口が当然のようになされているので、その対応も必要になりますね。いずれ先に示した方向で歩いていきます。
おつきあいいただきありがとうございました。
