つなげ“希”動力-伊東勉のストラグル日記。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

あらゆる局面からの共産党・左翼勢力腐し―大松桂右八尾市長の発言から。

 Twitterのタイムライン、1日に見ることのできる件数に制限が設けられたようで、この数日間引っかかって記事を見ることができず。ようやく見ることができたと思ったら、「またもか」言いたくなるできごとが伝えられました。

 大阪府八尾市長の大松桂右が「中学給食費の無償化を実現」という記述をした後に「無償化の予算に共産党のみが反対されました」と。パッと見ただけでも共産党攻撃を露にしたものとして何だこれと思いましたが、予算案に関する賛否の決め方を多くの市民人民は認識しない状況を利用して都合よく印象操作をしていることに厭らしさを覚えるものが。

 予算案は、簡単に言うと「まとめ法案」。一つ一つの条項では賛成できるものがあっても、全体として見た場合に「致命的に市民生活を悪化させるものがある」と判断したらその予算案には反対することもありうるわけです。地方議会の予算案審議の議事録を見ると「予算案〜号には賛成するけど〜号には反対する、総じて予算案には賛成or反対する」という言い方をされることも多いわけで。まずはこの形式を覚えてほしい。

 共産党の給食無償化給食制度の実現に関しては全党的に取り組んできたわけで、よほど悪質な抱き合わせでもない限りは賛成する。大松の悪質なところは先述の通り印象操作。ここまで触れた物事すっ飛ばして見れば「大松さんは給食費無償化を実現したけども共産党は反対した」と捉えられる文章にした。他にも「市長がわざわざ議会一党派の賛否に焦点を当てるのはいかがなものか」というご意見もありますが、併せて余分なところにまで対立構図を持ち込ませ、「その名前を聞いただけでムカつく状態にさせたい」…何分間憎悪、とかいうやり方ですか。

 飾らず言えば余計なゴミをばらまかれて疲弊するものがありますが、それを超えないことにはどうにもならないので、こういう風なイラつく構造を逐一解きほぐし、行為が何を産んでいるのかというのを指摘して、社会の立て直しをしていかなければと思っています。

 

PS 「予算案に賛成しなければ“政策実現”にはならない」は、公明党共産党批判+実績さん奪によく使う手ですが、維新もこの手を使うようになりました。この手段は「野党勢力の無効」として厳しく見る必要があります。