つなげ“希”動力-伊東勉のストラグル日記。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

維新議員の「定数削減は大阪参考に」―共産党潰しを拡げるわけにいかない。

 大阪府大阪市の定数削減。良しと見る方もいますが
①首長・行政サイドと議員議会・市民サイドは本来別個の存在で一定の緊張関係を必要とするもの。
②維新の行う定数削減は、首長行政サイドと議会サイド両方の力を握り続けることを前提とし、議会の力を弱めることでなれ合い的一体化→緊張関係の消滅を生じさせる。
③次善策として選挙区の合区で「拾える意見の幅を拡げる」方法もあるが、小選挙区制度で自身らが力を握り続けていたいためにそれを拒否する。
 要は、維新勢力以外の意思は大阪府政、大阪市政には反映できていないし、させない枠組みを維新は「ウケのいい定数削減」を使って行っているわけです。そして、今年決めた定数削減は「共産党立憲民主党議員のいる選挙区」を対象にしているから、意図は明らかでしょう。
 
 自分(維新)らが力を持っている内に仇なす勢力を壊してしまう
 
 参院選後、アンチリベラルの方々は「共産党や立憲が当選できている定数6の東京区は2〜3に分区してしまえ」と語っていましたね。いずれ「小選挙区制度を地方選挙でも行い、左翼やリベラルに存在を与えない」やり方を拡げるというわけですから、それは&それも「“ひとつの考え”以外認めない社会にしてしまう」行為は止めさせていただきます。