つなげ“希”動力-人生記録員、伊東勉のページ。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

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資本主義社会が壊したものを「ジコセキニン」と放り投げるな―労働条件の改悪と併せて。

 ある種の迷信のひとつに「共産主義者はうん万人殺した」なるものがある。ソ連は〜中国は〜カンボジア〜と。議会など非軍事的なやり方を知らなかった時代のことや、それぞれ権力者が陥った「甘味」を見もせず、一様に「共産主義者は」で片付けているのが、私にしてみれば片腹痛い。

 そんなことを語るなら「資本主義社会は何人人を殺した&壊した」と問うことも可能ですね。「殺した」は各種公害や労務災害がそれに当たるでしょう。一方的に「共産主義者のせい」にされている戦争も、資本主義者の利潤を守るためになされた面もあります。

 「壊した」の部分では労働者への過酷な扱いが。過労死・同疾病もありますし、あるいは資本家・経営者の身勝手なリストラによる働く場の追放とそれによる心身の破壊も。端的に言ってもこのような事象もあるのに、そっちに関しては「あ゛〜ジコセキニンだべえ」で始末する、と。その見下げた根性にスリッパはたきつけてやりたいわ。

 「副業も可能にする社会をつくりたい」が「労災などバックアップはほぼ未整備」という話も入ってきて、不愉快に思っていたところに「だったらニートを強制的に就業させればいい」というご意見まで耳にして。その前にやることありませんか?壊された労働者の回復、それもなしに「社会保障取り上げて働く場所に放り込めばいいんだあ」ですむ話にしないでください。

 高度化した社会というのは、ある程度の対応力がないと逆に苦痛となりかねないものがあります。就業できなかった間にも時間は進んでいるわけだし。「ジコセキニンだ以下表現自粛」なんてのは個々人の感覚限りにしていただきたいものです。