今日から約一週間、別カテゴリブログの記事が多くなり、当方の記事製作が特に不安定になります。ご容赦ください。
川崎で起きた事件は「社会一般」から外され、振り落とされた人にどう相対すればいいかというのも問われています。自己責任論などを発揮して「落ちたら惨めになる」と脅し、収奪主義の奴隷から逃がさないようにしても力尽きるときは力尽きます。60万人とも100万人ともいわれる引きこもりは人間粗末に扱った結果じゃないですか。人壊して益を得た者は、その賠償しっかりするべきです。それが嫌だというなら富裕層の社会的責任として引きこもりなどをつくらない政策をすることです。
ところが、ここでも「反動的打開」でことをなそうとしている方が。CARPE FIDEM LLCと名乗る「引きこもり・不登校対象の進学塾」が、引きこもり対象者に以下のような言葉を投げつけています。
=====(以下引用)=====
#引きこもり #川崎殺傷事件
— CARPE・FIDEM LLC (@CARPEFIDEMLLC) May 31, 2019
引きこもり支援は結局税金で、無限ではありません。労働力にならず住民税すら望めない引きこもり支援は、ただでさえ苦しい自治体財政を圧迫します。
所謂「人権派」は拒否するでしょうが、大切なのは、最終的に社会のためになる、有能当事者のトリアージ(選別)作業です。
「長期かつ就業経験の無い群は切り捨てる位に思い切らないと、問題は解決しません」
=====(引用終了)=====
…この団体は新自由主義者の竹中平蔵に傾斜している部分があり、上記で引用した部分以外でも“手遅れ”の引きこもり当事者に対して辛辣な言葉を吐いています。しかも、これまで対応してきた人に“(侮蔑語としての)人権派”と言い、引用文中にあるような切り棄てを進める。卑怯なのは「どうやって切り棄てるか」を書かないところ。そこまで語ってみなさいな、どうせなら。
社会活動についての記述で「立場を失うわけにいかない」いうのは、失った場合社会的困難者の活動にもこういう部類の人間が幅を利かすから。そーなったら「トリアージ」黒判定食らった方々はどんな目に遭わされて殺されるか。「度々集会を壊される」などとぼやいていますが、そりゃこんな侮辱与えたらカチンと来ますわな。更には優しさという行為をミソクソに語り…ま、彼らがする行動の邪魔までする気はないが、別方面に模索している人の邪魔もするな、アンタらに存在潰される気はないと強く警告して置きます。今のまま図に乗らせたら“十字軍”なりかねない。
竹を割ったように解決できれば楽ですが簡単にいかないのも事実。しかしこうやって“殺し”に来るのであれば、相応の返り血…さらに言えば自身も“殺される”ことを覚悟することです。おつきあいいただきありがとうございました。