つなげ“希”動力-人生記録員、伊東勉のページ。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

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富裕層の富独占に―「自分よければいい」は自身の生きる土壌を失う。

 ただでさえ市民からの税金吸い上げ、労働賃金の低下、その循環による生活不況が起きているところに、コロナ感染の影響。では社会全体がそれに沈んでるかと言えばそうではなく、超のつく富裕層はこの時期でも景気のいい話が続いています。

 株価は上げ止まらない。

 高額物件は富裕層を中心に売り切れてしまう。

 内部留保はこの期に及んでも10兆円単位で増えていく。

 もう何十年も続いている状況で感覚が麻痺しているのか、あるいはそれでも左翼が嫌いという方に頭が向かうのか。「富裕層が儲かるのは自らの努力のおかげだ」と言い、それに批判する人に対して「僻み・妬み」という言葉を投げつける。

 嫌になりますよ。

 そんなに何かに従属したいか。

 富裕層の努力―言葉はいいですが、実際やってることはといえば「給与などで市民・労働者に金を回さない」「協力会社に対して金を回さない」。自分たち富裕層の中だけで金を回そうとする。そーいうルールをつくる。

 産業にしろ仕事にしろ何にしろ、出発点というのは生活の中で生業をし、実業を経た上で利益を得るというのが出発点のはずですが、それが蹴っ飛ばされ、金持ちの中だけで増やすことに生きがいを見出している人がいて、富を独占しその地が干からびてしまえばさっさと逃げてしまう。焼き畑農業みたいにして逃げんじゃないよ、というふうに思うものです。

 それを乗り越えようという人たちが共産主義社会主義に目を向けている状況というのも―日本では一般化していませんが―起き続けています。収奪資本主義の野蛮さを乗り越える社会づくり、そのための知識、そもそもとして自分たちの暮らしを守る仕組みを再構築する。そのことを実行できるための社会づくりを粘り強く頑張ろうと思います。おつきあいいただきましてありがとうございました。