私は社会活動家で、人権などの拡幅は必要と考えている人間です。先の総選挙でもその面からはなし語りもしてきました。
ただ、それを実現するには時間が必要。さらに言えば“完全に意識が移り変わる”までは、両方の意識が“共存”する矛盾ともつきあわないとならないのは、残念ながら事実です。ダブルスタンダード、という言葉も易く言ってしまうのはどうなんでしょう、と思う部分があります。
過日の報道番組で、政党の内部で起きている問題に対して質問した方がいましたが、その回答が一般論でしかないという批判も呼びました。その批判はされることは仕方ない。しかし、「なんでもかんでも明けっぴろげにしてべらべらしゃべること」もできない部分もあります。その場合はぶっ叩かれるの上等、で対応しているものと認識します。
含めて「何をしても叩かれる」場面では、ただひたすら殴られ続ける局面も、残念ながら存在する。個人的な経験話すと、そういう場面に陥ったときに過剰に攻撃を食らうので、反撃した方がいいのかもしれませんが、熱くなっている時ゃ無理、ですね。これも矛盾か。
今回取り扱った番組は荻上チキ、安田菜津紀氏らが番組をしきっていたTBSラジオの番組。いずれ、矛先を向けられる対象にはなるだろう、と覚悟して相対していましたしそうするべきではありましょうが、それに全部応えられるかどうかはぶっちゃけ別問題です。批判されても独自の位置/回答でいなければならない場面もある(その結果激しい非難を食らうのは承知)ことを記して、この項を終わります。