つなげ“希”動力-人生記録員、伊東勉のページ。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

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能登半島地震のSNS記述に表れる憎悪について。

 能登半島地震が起きて一夜明け、被害状況が明らかに。2024年1月3日1時時点で犠牲者だけでも57人。建物の倒壊事案も起きています。北陸・能登地方も地震のダメージは蓄積されてきました。残念な話に、ただ歯噛みするだけです。

 SNSでは「デマ」に対する対応もどうすればいいか語られていますが、デマより怖いのが憎悪・ヘイトをぶつけられること。相変わらず地震が起きると「外国人が窃盗団組んでやってくる」、あるいは「井戸に毒を入れに来る」という言葉がタイムラインにずらっと並んでしまいます。

 今は井戸の時代ではないと言って一笑に付す態度も見ますが、含めてそれらの行動は嫌がらせというか「対象者を傷つけたい」だけ。こういう非常時においてでさえ…端的に「傷つけるため」と書きましたが、もっと言えば、ある対象物を殺してしまいたいという願望でしょ。「殺してしまいたいほどの対象であれば何をしても構わない」し、その行為で「自分自身は安全圏にいる」ことができる。

 ずいぶん見下げた行動じゃないか、と思います。

 最近はそれを拗らせて、ヘイト行為を批判されるとさらに開き直り、「注意する奴らに嫌がらせをするためにあえて俺はそういう行動をしている」とか、「そういうのをネタとして消化できずに本気で反応するからお前らは嫌われるんだよ」だのと追い討ちをかける行為も散見されます。

 重ねて言いますが、それらの言動は見下げた行動と言わざるを得ません。

 Twitterは離れてもう5、6年になりますけど、場を変えてでも「それは違う」というのは言い続ける。なぜそうするか言えば、チェックする目線が利いていきたからこそ戦後の災害でマイノリティ・他民族相手の虐殺事件は起こさなかった。そういう状態を長く続けるために“萌芽”が見えた時には全力で防ぐ。見逃したらすぐ割って吹き出すのは、イスラエル社会によるガザ住民虐殺見れば明らか。「その行為はまずい」言わなければ簡単に敵と見た存在を壊しにかかる人間の弱さを認識して対峙することが必要です。

 年明け早々からしんどいものを見させられますが、それでも“どうにかできる”というのも 信じて自分の意見を社会に置いていきます。おつきあいよろしくお願いします。