つなげ“希”動力-人生記録員、伊東勉のページ。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

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統一地方選挙雑感―「そういう道」選んだ社会を恨みはしない。当方はただ示し、歩む。

1)統一地方選挙。結果を悔しく思いますが、覚悟もしていました。近隣二回の国政選挙で感じた冷たさが、まだ温く感じるほどの空気。応じていただける方もおられましたが、間違いなく削られ、壊されてきたのだなと。どんなクソみたいなことをしてでも…いや、そうしているからこそ生じている「権力欲」を甘く見てならなかった、ということですね。自分等が権力の位置にいるためなら、自分等に投票しない人間を無力化させる、と。

 「欲望」切り離した位置からモノを見る性格が、こと多くの人の支持を集めるという点ではプラスに働かなかった。無念です。だからといって、自分が持った問題意識は離す気はないし、「ウケのいいところ」への転向もない。自分が持った問題意識は、他勢力に行っては解決できないものなので。

2)有権者の判断そのものには何も口を挟む資格はありません。ただ、いまの支配層が経済面、社会環境面から市民の益を収奪し私益を「国益」に擬態させ、市民生活を守るための防御施策を「既得権益」と称して引き剥がそうとする、そういう勢力“のみ”を政治の場に配置する選択をしたことは、この先行われる施策も「そんなもの」しかでてきません。

 加えて。生存に関わる施策すら平気で踏みにじる勢力に力を持たせたくはなかったのですが、少なくない箇所で「その位置にいるヒトモドキを甘やかすな、耐えられなければ死ね」という言葉も出て、それがもてはやされる。この中で社会活動していかなければ、と思うとぞっとしますね。いつ無機質的に殺されるか、その恐怖と闘わなければならないから。

3)選挙結果をうけて「共産党社民党も“生産性のない弱者”“ノイジーマイノリティ”を切り棄てろ」という声が。二つばかり疑問。

1―ノイジーマイノリティの施策をすることは「一般的な人」の益を削るものではないはずだが、往々に「ノイジーマイノリティのせいで負担増」の図式にさせられるのに食傷。

2―共産党社民党までもが弱者を見殺しにする事態になったら、その位置にいる人に(存在の)死刑宣告することになる。

 完全に見棄てられた人がどーいう行動に走るか。今時点では踏みつけてオラオラ黙らせるのかもしれませんが、時限爆弾のようにあとから爆発することになります。その間重なった憎悪の爆発の怖さを甘く見ないで。

4)今日はいつもより長く記述していますが、これでも足りないくらいの問題点の結果が今日につながったと見ます。小選挙区化強まる選挙制度も、投票所削減&投票時間短縮で投票がしにくくなった様子も、「呼吸するだけで批判」されるような世相も、「込み入って物事を考える力」を失った社会も。その中で、「他者を踏みつけられる権力にだけは居続けたい」という輩だけが力を持ち続ける状態そのものを考え直し、覆したいものです。