つなげ“希”動力-人生記録員、伊東勉のページ。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

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安倍晋三氏“国葬”終了にあたり。

 檜山良昭氏の小説「日本本土決戦」では、連合軍に追い込まれた日本軍が、一部は停戦交渉に臨むも最高権力者の天皇までも自決したことから大日本帝国として終戦したことにならず、なし崩しのゲリラ戦が継続。日本中の都市部が潰滅したため復興もできず、500万人は見殺し的に餓死せざるを得ない状況が書かれていた。権力者の愚行を裁かずなし崩しに進ませてしまうとこうなるのですね、というのを見せつけられました。
 
 私が安倍晋三政権に対して持つ不信感も、かの政権が行ってきた国家主義権威主義もさながら、自ら持っている権力を維持するために手段を選ばない、持っている力を使ってクロをシロにした行動。「反撃力」が残っていたから「反安倍」勢力への力任せの弾圧こそさせませんでしたが、権力者の一存で社会をかきまわし、いかにエライ人だろうが守らなければならない規範を壊してくれた。その結果が市民からの収奪を許す政策に結んだのだとすれば、私は安倍政治を許す気は一切ありません
 最期にしても。私は「殺害は許さない」という立場をとりますが、それは2つ。「一個人としての安倍晋三氏」については何ら思うものがないことと、「権力者のころにしたことは裁かれる必要があったから、じゃました加害行為には“余計なことをするな”としか思わない」。“敵側”がなくなって慶んでいると思いたい輩もいるようですが、「妄想(表現押さえています)も大概に」と申し述べておきます。
 今回の国葬は、権威主義かつ国家主義を進めたい岸田自公政権の箔付けと、葬儀という反対しづらい行事をもって反対派抑圧を図った行為としか見ていません。その思惑に乗って行動する輩もいますが、それに潰されないようにただ歩くだけです。
 拙稿おつきあいいただきありがとうございました。