つなげ“希”動力-人生記録員、伊東勉のページ。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

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入管、国葬、野球―「強者」「多数派」の権威に頼り、他者を踏む行為を唾棄する。

 入管収容中に体調悪化し、まともな対応もせずに死亡させた一件の判決があり、国に賠償を命じる判決が水戸地裁で下されました。ただ、賠償額は遺族要求の10分の2程度、さらにヤフコメ欄には「“不法状態”だったやつが悪い」と言わんばかりのコメントがずらずらと並べられ。入管の不作為に対して厳しい判決が出たことは歓迎しますが、周りの状況を見ると良かったとは言えない結果です。

 入管が収容者を死なせた例はなんぼもありますね。都度々々権威主義的に上記のような擁護も何度繰り返されてた。同じヤフコメ欄にはU―18ベースボールワールドカップで韓国に敗れた件で韓国に対する妬み恨みの類の意見がずらずらと並べられていた。韓国・朝鮮と文字があれば一気にどす黒い熱が帯びてしまう状況って何なんでしょうね。

 そして、夕方に耳にした二階俊博の「(安倍晋三氏に)黙って手を合わせろ」「国葬終わっていたら反対した人たちも必ず良かったと思うはずだ」「欠席する人は後々長く反省するだろう」などと発言した様子が入ってきた。権威主義に頼って、熱したアイロンを顔に押し付けるような行動をすれば、多くの“下々”は黙ってくれる、と思っているのでしょうか。

 入管、野球、国葬…自分たちの背後にいる「権威」があれば、細々とした他者の状況を鑑みず踏みにじってもいいと思い込める人が多いのだろう。だけども、それに「はいそうですか」と頷かない人もいる。頷かない理由がありますからね。そこをとっかかりにして、安倍政権以降の権力者様が作り出した窒息的な空気を払いに行きます。