つなげ“希”動力-人生記録員、伊東勉のページ。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

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「感染者に葬儀屋広告」すら容認する社会。

 コロナ感染の影響がいろんな方向に飛び散って、これまでなされてきたことがなされないという物事は山ほどありますが、それにしたって限度というものはあると思います。殊に2006年の安倍政権以降、一人一人の人間の尊厳を蹴り飛ばすような出来事が多くなっていることに、怒りを持ち、頭を抱えるものです。
 今日もそれを象徴するような出来事が報じられました。大阪市がコロナ感染陽性者に出す封筒に葬儀屋の広告を入れていたという一件。行為そのものも問題ですが、もっと酷いのはそういう行為を容認する…また、それを告発した人をバッシングすること。ただでさえ病人に対して「葬儀屋の広告」だけでもトサカにくるところを、それを更に上書きして「今は商業主義なんだからしゃーない」「それぐらいで文句言うな」「お気持ちヤクザか」などという意見が場を占めるようになってきます。
 「仕方がない」に毒されすぎてやしませんか。
 一方で強者に対してはとことん卑屈になる。石原伸晃氏の入院について、ひとつ前の記事で「本人の回復は願う」という趣旨の記述をしました。ただ、入院に至るまでの経過が、他の同じ症状症状を持つ人と「違う思考回路」が入っていませんかという部分が疑問で、加えて言えば新たな感染症対策を「市民国民に対しては十重二十重に罰則を科して締め付ける」。そこのところに頭にきてるのに、そちらについては「上級国民だから仕方がない」「何反発してんの」「病人叩くな」あげくの果てには「その行為が分断を生む(から黙れ)」と。見当違いの言いがかりで石を投げつけられるような気分…ため息出ますね。
 更に。どこかの新聞社が「自民党議員は即入院」ツイートに対して“ファクトチェック”と何か採点をしていたようですが、個々の細い誤差としか言いようのない部分の間違いを探して、肝心要の「強者優遇」に触れない。それを見た権威主義者に「それ全部間違いだ」と叩かせる餌にさせてしまっている。
 「隙をつくる」のを戒めるにしても、解せない。

 人間最低限の礼儀というのは必要だと思っていますが、お行儀よく殴られ続けるという立場に与しません。届く言葉というのも考えなきゃなんないんでしょうが、それだけでやっていけるとも思っていません。ここら辺の出来事も、「人間不信」かきたてるものです。
 だども、人間不信なんて生意気言って動き止める余裕はありません。ただ、ただ歩き続ける。それに専念します。
 腐ってる暇もありませんで。