つなげ“希”動力-人生記録員、伊東勉のページ。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

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「抵抗手段そのものを潰す」これが今の支配層のやり口。

 たったの3日で国会が終わってしまいました。コロナ禍の中にある中でその対応も必要なはずですが、審議という形でそれが行われることはありませんでした。

 そんな中、元官僚を名乗るYouTuber氏が「野党の質問主意書提出で予定がパーになった」趣旨の発言をし、それに野党憎しから「質問主意書を禁止/制限しろ」と付和雷同する絵図が描かれています。

 これもなんでしょう、権力者に対する抵抗手段潰しですか。公選法を拡大解釈して野党の政治活動を…あるいは道路使用許可など諸法を言い立てての社会活動潰し。意見の内容で議論するでなく、ただ「クソを塗ったくって足を止めさせる」。政治闘争の一断面ではありましょうが、そーいうのが前面に出てこられると鼻白む思いしか抱けないです。

 この官僚氏は「野党のせいで官僚が疲弊する」を前面に出しますが、官僚が疲弊する要素は「野党が日本に逆らうから」だけでしょうか。過剰な定数減や、対応を丸投げする政府与党なども要素にありませんか。そこを抜きに野党(というか国会議員)の一丁目一番の役割である「権力の監視」をやめてしまえ、というのは乱暴にもほどがあると言わざるを得ません。

 野党が権力を監視したり、市民が異議申し立てをすることそのものを悪者視し、萎縮させて黙らせることで「平穏」を手に入れる―しかしそれは「強者の蹂躙・搾取」を許すだけで自分等の暮らしをマシにすることには結びつけません。小賢しい言をもって口を塞ごうとする類いの行為は断固蹴り飛ばす。あまりにひどい分断社会になったことは憂慮しますが、それとこれとは違うと申し上げ項を終わります。

 おつきあいいただきありがとうございました。