つなげ“希”動力-伊東勉のストラグル日記。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

10%にされても―「存在を保つ」と言い続けるわけは。

 消費税10%増税

 テレビではカウントダウンからの大はしゃぎを見せつけられ、タイムラインでは“成果”をほこり、「止められなかったのは野党と左翼のせい」と詰る安倍政権支持者の姿もあり。人間どーしても「うまいところだけ味わい続けたい」という思考回路に陥りやすいとはいえ、こうまであからさまにされると面白くないものはあります。

 以前から、安倍政権盲目的支持者の言動・行動には障るものを覚えていましたが、あくまでも「政治的な位置で別にいるだけ」で、ある程度は共通点もありうるだろうと思うから、そこまで壊してならないという自制もかけていました。

 が、どうも「向こう様」はそんな気もないらしく。

 彼らのいう「普通の日本人」様は、その領域にあてはまらない勢力には「服従以外は消滅」を望んでいるらしく。

 安倍政権がどんなに彼らの思うとおりに物事を進めても、所詮は「支持者をも苦しめるやり方」でしかありませんで、苦痛からは逃れられません。その苦痛を「更なる“反・普通の日本人”たたき」でごまかしても、気分晴れるのはそのときだけでまた難儀して…を繰り返す。それを6年も7年も続けてきたら変な意味で定向進化が進んで「殺すか殺されるか」という精神状態に持っていかれている。

 片方がそうなると、その反対側も「ある程度のつきあい」をせざる得ません。しかし、間違ってわんないのは「最後までつきあうな」…要は「殺すか殺されるか」まで持っていくな、てことです。両方そんな回路になったら凄惨な殺し合いになってしまう。それは避けなければなりません。

 勘違いはしないでくださいよ。殺し合いにするな、は人道的理由でなく、今の日本社会を鑑みてのこと。反安倍勢力・野党勢力と反動右翼・アンチ左翼、野党勢力と実力行使でぶつかったとして

1)権力者はどちらの味方をするか

2)実働部隊の戦力比

 を考えたら、後者の方が圧倒的に力を持つわけで、そのままぶつかったら後者が圧勝、前者についた側は皆殺しにあうだけ。チンピラの類いが「左翼・野党は暴力使わねえのか」などと挑発しますが、わざわざ死にに行くバカがどこいますか。反政権側の人にも焦れて「議会主義をやめろ」いう人も見かけますが、ここまでのべた理由で反対するものです。

 これまで権力者の苛政を押し止めてきた仕組みは、安倍政権によって一本、また一本と「柱」を抜かれて、ぶっ壊れる過程にあります。耐えられなくなったら、有るものすべて巻き込んで崩壊する。そうさせないためにこれからもたたかいます。

 おつきあいいただきありがとうございました。