排外主義・ヘイト拡散にどう向き合うか…で気にかかるところが。
左翼・人権主義的に活動されている方は、「人間のどす黒いところ」に関して見ない/認識していない感じがします。聖人論者といえば分かりやすいでしょうか。ま、それはそれで貴重なものでありますが、ヘイト拡散者のような「どす黒い思考回路」で社会を侵しにかかっている連中には善人説が通用しない。意地悪的なものの言い方だったり、言葉の使い方は丁寧だけど中身は憎悪を拡散させるような表現というのをしてきます。
「反共産党」の位置にいる方々が戸田市の問題で「その日は河合ゆうすけ何もしていなかった」と語るのですが、先書いたように「丁寧な言葉を装っての憎悪拡散」はしているわけなんで。だけどもそれに気づかない/気づこうとしない人が多くいて。先方にしてみれば「簡単にわかろう」なんては思ってないでしょうが。反共産党を主眼に押し出すことと併せて、ヘイターのやってることを「無害だと認識させる」行為に残念としか申し上げるものはありません。
月曜日も杉田水脈が外国人の生活保護の問題を引いて外国人の憎悪をかき立てる言葉を言い放ちました。「生活保護法で対処していない」まではともかくとして─それも間違ってはいるが─「断ろうとすると現場の公務員が殺される」という趣旨の発言をしていることは見過ごせません。要は「在日本の外国人は野蛮なやつだ だから攻撃してよい」という空気を作りにかかっていのが許せない。
やろうとしていることは■■ですが、言葉だけは丁寧なんですね。それに惑わされてわんない。在日外国籍者の生活保護にしても、国籍を持つ人を対象にした生活保護法という法律では対処してないけど、同じ日本に住んで社会の中で生きてるんだから人道的に対応はしましょうよということで、それは安倍晋三政権でも覆せないものでした(安倍政権は既存の法律は守るスタイル 故に改悪するときは強硬に出ていた)。
拙稿では国会でなされてきた議論を扱わず、もっぱらヘイト・人権問題の記述に集中してきました。そこを突破されると苛政で追い詰められた人たちが「ヘイト対象」を殺しに行く。そういう人たちを殺し尽くせば、次は違う「ヘイト対象」を殺す。今の世相で言ったら社会保障で庇護される人たちを殺しに来るんでしょうね。そういう危機感があるので抵抗しています。
自分が「殺される側だ」という認識もあるので、記事の扱いがこの通りになるのかもしれません。記述がしつこいのはこういう思いがあるが故、と申し述べておきます。
