① 12日投開票された福島県議選、日本共産党は5選挙区6候補者を擁立し議席増を狙いましたが、須賀川、いわきの候補者が及ばず前回比1議席減となりました。
朝日新聞などが先鞭を切り、「既成政党は全部だめ、勝ったのは無党派層と若手」とまとめようとしていますが、単純化はいかがなものか。
共産党の場合は単に10年代後半からの攻撃の払拭と組織建設が共にまだ途中。そんな状況でも4議席とれたわけで。1〜2議席のみ、だった時代のころに比べれば戦える足場は持っている。新しく議席を持てた勢力が正確な視点で自民党政治と戦えるかというのも疑問/未知数。日本共産党の論戦リードで、福島県を苦しめている苛政を塗り替えていく、で歩きます。
② 拙稿では11月5日以来、難民・移民フェスに投げつけられた攻撃に対しての抵抗をしてきました。杉並“ヘイト区議団”の攻撃がこれまでの対象でありましたが、産経新聞が「〈独自〉神があなたを殺す 杉並区後援の交流イベントで外国人が区民に暴言」というタイトルを打ち、これまで安田菜津紀、荻上チキ、安田浩一、石橋学各氏がそれぞれの媒体で(菜津紀、荻上→TBSラジオ・セッション、浩一→ウェブ番組Nohatetv、石橋→自身エックス)で世の中に説明してきたことを全部無視して「日本人に悪口投げつけられた=フェスはそういうやつらの集まり」と嫌悪感を植えつけようとしています。
11月13日のTBSラジオ/IBC岩手放送「セッション(エックスタグ #ss954)」で荻上、安田両氏が産経新聞の取り上げ方について疑問を呈しています(https://www.youtube.com/watch?v=8HOEg4tR84w 1:02:00〜数分間)。
記事を書いた記者の名前もない、ということは産経新聞全体の意思と見てよろしいですね。「人権拡充的な行事は徹底的に潰す」という意志、はっきり受け取りました。杉並「ヘイト区議団」の発言や産経新聞の報道を受けて憎悪拡散の方面からそれを広げる動きが増している中「人権拡充を求める側」としては世の中に的確な指摘をして憎悪を止める、で行動してまいります。