宮台真司氏が襲撃され重傷、という報道を耳にしました。
この件で、安倍晋三氏殺害の案件と絡めて「安倍氏の銃殺に賛同した左翼が引き起こした」などと語る方がいますが「難癖」以外に思いつく言葉がありません。
私自身は安倍氏の事件に関して
・「暴力で物事を変えようとする動き」に関しては批判。
・安倍氏の行った施政には厳しい態度を表しましたが、その解決方法はあくまで言論と法律の中で図るべきもの
・加害者の行った行為は、上記観点でみれば「邪魔」でしかなかった
と表明しました。宮台氏は歯に衣着せないものの言い方をする方で、その様子は度々ラジオ番組で聴いていました。「敵も作りやすいタイプ」とも。
暴力実行に対してのハードルが低くなっているのが気がかりです。ここ十数年高められてきた「敵対者に対する過剰な攻撃性」…最近引っ掛かることの多い安楽死問題に感しても感じていた。「一歩間違えれば虐殺事件起きるぞ」、と。
一方で、「少数派がいきり立っているのが原因なんだから、お前らは矛を収めて、多数派に踏みつけられることにいい加減慣れろ」との意見には与することはできない。
とりあえず表明することは以上、としておきましょうか。踏み越えてはいけない一線をどこで引くかについては考えましょう。おつきあいいただきましてありがとうございました。