1.過日、ニュージーランドで起きたモスク襲撃で49人が犠牲になりました。容疑者とされる人物は「私は普通の人間」という基本認識からモスクに集まる人たちを貶める思考を持ち、殺害することで存在を抹消した―この行為が該当者・対象カテゴリへの攻撃の緒尾になることと併せ、行為を許すことができません。行為の確認を経て裁かれることを望みます。
1.同時に、無情な形で生きることを阻まれた49人の方にお悔やみとお詫びを申し上げるものです。
お詫びとは…ヘイト思考を止められない非力さに、です。なくなられた方のご家族や仲間たちの皆様のキズ、癒えるのも治るのも簡単ではありませんが、何とか生きていただければと願います。
1.これは日本とて他人事にはできません。既に民族、性別など属性に関する部分でヘイトの種は撒かれ、2016年には相模原やまゆり園障害者19人殺害が起きています。韓国・朝鮮人など「意に沿わぬ者」に対する憎悪もかなりの件数起きていることを考えればもはや他人事とは思えません。
そこで必要なのは、政治…特にリーダー言われる人のヘイトを許さないメッセージが肝心になりますが、いまの日本のリーダーにそれは望めません。先に触れたやまゆり園事件の際も会見はしましたが業務連絡的、治安の面からしか語らずヘイトに関しては触れませんでした。安倍政権の性格、あるいは支持基盤のことは分かっていても、失望しか感じ得ません。
どんな性格持とうが、ヘイトはダメだ、というのは共通認識にして行動とっていただきたいし、それができないのなら「できる者」に交代するまでです。
1.記事を書いている途中に栃木でのモスクに通う方への襲撃事件を耳にしました。繰り返し述べます。もはや、板きれ一枚下は…という状態です。そこを踏まえて立ち振舞いいただくことを願い項を終わります。