安倍親衛支持者のよく使う言葉に「安倍さまが本当に独裁者ならお前らなんぞ簡単に殺すことができる」というのがあります。実際反対派皆殺しにしようと思ったら、ポル・ポトのような狂気に至らないとできないもの。日本共産党が実力主義に走らず議会など通じた多数者革命を指向するのは、様々な暴力にさらされた後の様子を見ているからで、そうして尚暴力指向を目論む者にはお引き取り願った…というのは過日記述しましたが、いまの安倍総裁下の自民党はその逆ですね。
安倍氏答弁の粗っぽさは見える人に見えはじめ、マスコミ対策行き届いていると思われている箇所では尚も「まとも」に見せていますが、今日も小池晃議員の質疑に「小池議員が気に食わない答弁」云々と。元々自民党と共産党が立ち位置別なのは分かっているし、暴言・中傷でなければ議論の範疇で収まりますが、安倍氏の答弁はそこをぶっとばした「そこまで言うならもう議論はいらないね」と言いたくなるレベルの愚言です。一報聞いたときは血の気が引きました。
ただ、いまの社会はそういう行為が「炎上商法」ってやつで支持者にウケる様子が見えている。更に攻撃性と嗜虐性に慣れた人は次の獲物を狙いに。官房長官会見で妨害うける望月記者の扱いに意義を持った学生に対し、アンチ左翼・アンチ野党の面々がぶっ叩きに。「“愚かな行為”にオトナが指導する!」「すべてはフラット。叩き潰せ!」と意気がる方々が、個人情報まで暴いてリンチ加えようとしていますが、それも「そうされて当然」…。
野蛮。
もはや文明社会以前の輩としか言いようがないですね。妙に「ルールはルール、ルールはルール、ルールはルール!」とルールを守る、多数派に従うことに執着していますが、その思考回路の危うさにも気づいていただきたい。
最後振れましたが、安倍政権と親衛的支持者の共振には「6年を経ても従わない者がいる」ことへの苛立ちを感じます。この破戒衝動にどう相対していくか。「安倍・ネトサポと同じ土俵に乗るな」というアドバイスもあります(実際、拙稿も頭を冷やしてから書いています)が、そこらへんも酌んでどう社会に対峙するか模索しています。こんなんでよければおつきあいください。本日もありがとうございました。