12月24日分記事ふたつめ。南相馬市勤務医師の終末期医療、あるいは生活保護者の医療に関しての意見が基でタイムラインが荒れている様子を見ていました。医師氏については黙殺しますが、沸き上がっている方々が「助からないしコスト意識が」と声高に言って押さえ込みにかかっているのが気がかり。いや、その様子に障るものがあります。その様子、スイッチひとつ切り替われば容易に「生産性無い者は殺せ」に至ります。人間がこれまで犯してきた所業考えると不安は拭えない。人間の弱さを舐めないことです。
「本来なら堕胎」の経験持つ私、いつT4作戦の対象者となって頸り殺される立場になるかという強い不安感を持っています。無論、そうなったときにだまって殺される気はないので爪は磨いでいますが、同時に「クズはこのくらいしてくる」という想定もある程度はしています。愚行はどこまでも続くもので、ただ単に愚行かますだけではなく、愚行をさらに重ねて楽しむ行為もする。そんな観点から下記のような“シナリオ”も思い浮かびました。長いけどおつきあいください。
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《シナリオ・「日本国民総選挙−上位5000万位まで日本国民の権利を与えます」からの社会動態》
第一章)財政危機になやむ日本政府。時の政権は打開策として出してきたのが「日本国民総選挙」。某AKB総選挙よろしく「『投票券』購入者に投票権。一枚=一票。ただし、一人が何枚購入しても可」。そこに「政府が持っている個人情報を加味して『生きる価値があるかどうか』を判断する部分も入れる」「対象者は18歳以上。18歳未満で親が落選し、死亡した場合は国家が引き取る」「落選者多数・死亡で人口が激減した自治体は合併」など付則法をつけ、投票期間は2ヶ月―という中身の法案を提出。職権で「総選挙」特別委員会を設置→同様に委員会を開き衆院12時間→参院6時間の審議で強行突破。本会議も討論一会派1分・投票時間も制限をかけ成立。
第二章)周知期間半年をおいて(怒りの鎮静)「総選挙」開催。2ヶ月の「運動・投票期間」の中、公選法不適用のために「違反」の判定は恣意的なものが入り、政権に逆らえなくなった報道機関は「“総選挙”法案の必要性」を言い、「落選したからと死ぬわけではない。国の制度が使えなくなるだけ」「それでも生きていたければ自分で金を稼ぐか、“乞食”のように他人に乞い願え」などの論調を充満させる。さらに投票券の配布に手心が加わり(オトモダチの買い占め、発売の地域間格差)、疑心暗鬼が広まったまま開票日に。その中でも投票の参加拒否を掲げ闘いを続ける者はいた。
第三章)開票日。トップ当選は…これを立案した首相、その後開票がダダっと続き、4999万9900位からはカウントダウンに。
「4999万9906位、福井県大野市の〜さん、4999万9907位、北海道斜里町の〜さん」…続く開票。そして「49999990位…東京都新宿区、おやこの名前は、反対派のリーダー〜!」「どうなんですか鮨田さん」「結局はぁ、我が身がかわいいだけなんですよぉ」
―あ、そうそう。投票なんぞ「出来レース」。端から5000万人を誰にするかは決まってましたから。反対派入れたのは「抵抗力を折る分断」。
「5000万位、千葉県柏市の〜さん。いやあ最後の10人は見苦しい者が並びましたねぇ鮨田さん」「他人に不利なことを命じておきながら自分だけは助かる卑しい神経が反対派の云々」「以上を持ちまして開票を終わります。官房長官、全国民に事務連絡をお願いします」「えー、504位で当選した〜です。落選された方は来月以降、日本政府の保護的施策は受けられません。使用になる場合は規定に基づく全額負担の上でお願いします〜」
第四章)施策の実施後、経済的に困窮し、全額支払いとなった医療代を払えない者が先に死に、次は「時の政権に従わない者」が政権支持者により殺害(刑法不適用、警察も黙殺したため『無罪』)。更に「家族内に落選者を抱えている場合はその分当選者が責を負う」ことで、耐えきれなくなった当選者(当選者も生活が楽になったわけではない)が家族を遺棄、あるいは落選者を奴隷としてかこい込んで利潤を得る者もあり。当然外国からも批判を受けるがそのすべてを突っぱねた。
様々な国連委員会から脱退し(国連は脱退しない)、気がついたら「北東アジアで一番危ないのは日本」に。
「ごちゃごちゃうるせえ隣国に一発ぶちかませ」
自国民にも、他国民にも気を遣えなくなった支配者は「戦争になっても“奴隷(落選者)”を盾にして突っ込ませ(=特攻)れば勝てる。100万人特攻すれば俺の国は勝てる!」などと言い放った。
第五章)衛星写真から見ても分かるくらい荒れ果てた北東アジア。
中国で 300000000人
朝鮮で 40000000人
ロシアで 30000000人
太平洋上 20000000人
南アジア 30000000人
そして日本国籍者
60000000人。
攻撃すれば当然自衛の反撃もある。それに倍返し、倍返しと対応し、ついにはソウル、平壌、北京、上海、ウラジオストク、ハノイ各市に原爆を叩き込み、以降は当たり前のように原爆を投下。ついに全世界が敵となり八方から日本攻撃。
日本政府は「前戦争」以上に強硬に対応し、最後は13歳から75歳まで“ほぼ”すべての男女を徴兵し、「セミ自動特攻機(要はミサイル)」に乗せ特攻をかけるがその99・99%は日本領土すら越えることができなかった―。
「日本は最後の一人まで戦い、玉砕しました!日本は最後の一人まで戦い、玉砕しました!日本は最後の一人まで戦い、玉砕しました!」
…他人には死を強要しておいて逃げる途中で捕まった「日本の総指揮者」を名乗る男とその御一行は爛れた表情で手を振りながら怒鳴り続けていた―
第六章)「私のもとに馳せ参じていただいた皆様、私が日本国首相〜〜でございます!我が夕刊な日本人は、最後の一人まで戦い、玉砕しました!どうか、この偉大な日本人をほめてください―」
手前の看板には「この男はかつて日本で現代社会では許されない非人道な施政をひき、国民の半数を非権利状態に追いやったあと、残った国民にも恐怖をもって支配、同盟国の忠告にも耳を貸さず、逆に武力攻撃をもって返し、自国民をミサイルに乗せて“TOKKOU”と称して攻撃、最後には核兵器を当たり前に使用し、北東アジアで4億8千万人を殺害した。裁判では死刑も検討されたが、死刑にするより、戦争のむごさと基本的人権の普遍化の意義を示させる『生きた教材』とすることにする」と記されていた―。(了)
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―“不戦”憲法9条と“生存権”同25条は両輪、といいます。戦争状態に突っ込ませれば蔑ろにされるのは25条ですし、国民の生存権を投げ棄てるような施策をする者は、他の施策でも他者を蔑ろにするやり口を平気でとる。“底無しの苛政”安倍政権、続けさせれば「総選挙」はともかくとして、この棄民政策にたどり着くのと違いますか。安倍晋三(氏)云々ではなく、人間社会が陥りがちになることでもあるので、細かいことは考えずに頭の中にあったものを叩き込んだだけの一文ですがひとつ考えていただきたいと願うものです。
PS・「そんなこと書いて、実行されたらどうすんだ!」…これはね、させてならないものを書いているんですよ。止めるに決まってんだろ。いまなら止められる。当たり前のこと言わせるな!