つなげ“希”動力-人生記録員、伊東勉のページ。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

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「ネトウヨ」の持つ攻撃的な権威主義は、いずれ「殺したい」欲望を実行に移す。可能性を潰されないために“左”踏ん張りますか。

 2000年代からこちら、いわゆるネット右翼(以下「ネトウヨ」が増長し、彼らが言論の場の中心に居座ることによって、言論・討論が成り立たなくなってしまいました。いわゆる右翼の人であれば合うところと合わない人ところはハッキリわかるから、そこを除けば一致点もあるわけです。
 しかし、「ネトウヨ」になると、自分のもの足りなさを埋めるために生じた攻撃性をもって対峙してくるものだから、先の部分でいう「合うところ」も合わなくしてしまう。逆張りも当たり前のようにし、敵か味方だけで見てしまう…以上の要素から、言葉のやり取りが成立しません。疲れます。
 
 矛盾生んだ勢力の責を問わない「ダブスタ」はただの悪口でしかない。
 
 「ネトウヨ」が寄って立つところは、現在の強者、現在権威を持っているところです。権威と多数派の中にいれば、「世の中で反発を食うことなく」大手を振って歩くことができる一方で、我々左派は今の多数派と違うやり方を志向する故に、ある程度これまでの多数派がつくった現実との矛盾とつき合わなければならない期間を持たなければならない。自衛隊の問題なんかもそうでしょ。「最終的には憲法通り解消」が目的地ですが、自衛隊を持って何十年も既成事実が重なっているから、事実とつき合い、矛盾は抱えてながら目標に向かうしかないです。
 「ネトウヨ」はその手の現象をダブルスタンダードといって批判の対象にしますが、何もかも悩みなくストレートにだけ物事考えられる方こそ「恵まれ過ぎてませんか」としか思えません。
 
 手を汚さず、権威に頼って殺しにかかる「ネトウヨ」の思考回路
   「外患誘致罪」「スパイ防止法」をやたら勧めるわけ。
 
 で、彼らがその多数派に属し、完璧なまでに「勝つ位置にいたい」。それがために普通ならあり得ない法律の乱用を平気でしてきます。
 数年前に外患誘致罪を乱訴した者がいました。辞書で外患という字をひくと、『外国・外部から攻撃・圧迫などを受けるおそれ』とありますが、単なる意見・意思の違いを外患誘致行為に仕立て、「有罪になれば死刑しかない」罪に貶めようとした。言ってしまえば「法律使って人殺ししに来た」わけで。幸いというか、当然というか、当時の裁判所はそんなものを扱うはずもなく。何万通単位で告発を仕掛けたようですが、全部ご丁寧に返却措置を食らって、終了。
 彼らがもう一つ使いたがるのが「スパイ防止法」。スパイ行為の摘発というよりは市民・人民の抑圧の武器として使われた帝国時代の反省があり、いまはスパイ・防諜法は置かれていません。
 で、「ネトウヨ」はスパイ防止法をどのように使おうとしているか。
 「ネトウヨ」は「スパイ」に対し「スパイはその場でぶっ殺しても構わないし、殺しても無罪」と語っています。いわゆる“インテリジェンスの世界”のことは知らないし知ったことじゃありませんが、「ネトウヨ」はスパイ防止法を誰に適用させたいか言えば「左翼など“ネトウヨ”に従わない、従えない一々の市民・人民」。ようは“気にくわないやつ”を「自分は無傷で殺したい」というのが、「ネトウヨ」の思考回路のようです。
 …この章、書いてはみましたが、「無傷で敵を殺したい」とは…■■みたいな考えですね。
 
 「ネトウヨ」の行為は「社会が持つ可能性を潰す」もの。
   故に、「ネトウヨ」には一切融和しない。
 
 関東大震災朝鮮人社会主義者を“殺してもいい存在”に見立て、そしてその言葉に踊らされた人によって実際の虐殺行為が行われてしまいました。先に触れた通り、「ネトウヨ」言われる勢力は、ターゲットを“殺してもいい存在”にまで貶めにかかるのですね。インドネシア共産党が壊滅・虐殺された案件で実行部隊として暴虐を振るった「プレマン」と呼ばれた輩がいましたが、いまの「ネトウヨ」にも同じにおいを感じています。
 よくネトウヨにもわかるようにしろ」「融和的になれ」言われることがありますが、存在の除去を実行にかかる輩に融和はありません。できることは「間違っている」指摘と、愚行を諦めさせること以外にありません。いわゆる左側、共産主義は「こういう社会つくっていく」からつくられたものですが、ネトウヨ」は強者に寄生し、“気にくわないのを殺す”だけ。
 現状できることは…右翼は思想の内として、「ネトウヨ」に寄らせない。安倍政権以降の自民党が保身のために自ら以外、特に左派を悪口でまぶし選択肢を潰し、第2自民党を自称する維新の存在で、「それ以外の道」を探るのも楽ではありませんが、少なくとも楽でなくなった日本社会の大半を支配してきたのは自民党でしょう。共産党など左側の勢力を潰すということは、社会の進む可能性を潰すこと。いまは火の粉を払うので精一杯に見えますが、折れずに生きるとします。
 
 長い長い文章で、かつ自分でも読みづらい文章にしましたが、一片の語句でも拾っていただければ幸いです。おつき合いいただきありがとうございました。