つなげ“希”動力-伊東勉のストラグル日記。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

自民議員の「質疑時間“食べ残し”」に見るごう慢/強者による対SNS「スラップ」対応。

 おはようございます。タイムラインに不穏な話。橋下氏や松井大阪府知事といった維新勢力の中心がそろってSLAPPに打って出ている、とのこと。往々にして苛政の尖兵役を買って出ている維新勢力ですが、こんなん許したら反対意見を述べることすらできなくなる。対応を図りたい。

◇『『時間を守る』という概念無し?ルールを守り時間内に質問を終えた堀内議員に男性野党議員達が野次「時間が残ってるだろ!」』

 午前中の自民堀内氏質疑についての安倍政権支持者の擁護意見が上記タイトルの一文でなされているが「笑わせるな」しか思えなかった。

1)質疑時間については自民党の「召し上げ」行為に相当なギザギザした感情があり、その中で質問時間余らした行為は障るものでしかない。いわば「他人から食べ物をぶんどってふんぞり返ったあげく余ったからとその食べ物を吐き捨てる行為」を堀内氏はしたわけです。

 そういう背景があってのなめた行為に怒りを覚えるものですが「安倍政権を守る」ことを第一義にする方々は下んない言い分で擁護する。「安倍政権を守る」「反対勢力の駆逐」のみを思考に入れ、議案成立過程を踏まず堀内氏擁護、野党攻撃に繋げる輩はより悪質と言えます。

 第一週から「何人死んだ」などが起きて、第二週のスタートもこの様。どこまで社会壊されるやら。監視することを述べひとまず項を閉じます。

―夕方辺りに―

 昼間に与党の質問切り上げについて述べてきました。安倍首相のは堀内氏を擁護したとか。国会議員5年もやって分かりませんかね。甘やかすな。

 安倍首相本人も。長妻昭議員の質疑に相変わらずの「いきなり言われても〜」と「通告なし」アピールしていましたが、それは虚偽。以前というか、国会の質疑の度に「通告がない」アピールの酷さを記してきましたが、ネトサポ型支持者に言わせれば「辞書一冊分になろうが考えられることすべての通告をしろ」だそうで。それ言い出したら、議会での質疑は要らなくなりますね。「反対を駆逐」に腐心するあまり議会壊すのか。

―やはり大きいトピックになりまして―

『自民の質問短縮にやじ 時間削減で野党が反発 http://sankei.com

 夕方、堀内詔子議員のなめた質疑に対して記述をしました。「まだあったが時間でやめた」などと弁明してますが、その前の質疑ものんべんだらりとしていたようで。例により甘やかすネトサポ型支持者が出てきてはひたーすら庇っていますが、大基本に「他人の時間奪ってこれか?」しか言葉なし。2分あれば1題は質疑できますね。

3)共産党例に上げれば10分だの5分だの3分(これは関連質疑で)なんて経験もありましてね。「たかが2分」なんて語れませんね。早上がりしたら支持者から怒られますよ。

4)1分2分なら投げ棄てても構わない―これが圧倒的な力をお持ちになられている自民党及びその支持者様のお取りになる考え、でいいんですかね。どこのお姫様だ一体。

 いまの自民若手言われる議員はやることなすこと全て思い通りに行くと、そこから来る勘違い起こしてませんか。名護市でも橋本岳議員が保育・幼稚園長との面会を要求しているとか。会ってしまえばねじ伏せることができる、というのぼせ上がった考えが見え見えで吐き気します。

 そこに持ってきて―安倍政権型の牽強政治の批判は、リアル&SNS問わず行われていますが、SNSでは「見逃したらダメだ」の事態が。維新勢力の中心人物松井一郎大阪府知事橋下徹氏が対立意見に少しでも協力した者に対して訴訟をちらつかして脅している、とのこと。橋下・松井両氏のやり方はリツイートをした人も巻き込んで訴える、というもの。

 これまでSNSで著名人は受け身でいることが多かったので、必要な反論はしていくことはあっていいと思っていました。橋下・松井両氏のはそれを越えています。いわゆるSLAPP。両氏の批判対象は同じ政治家だけでなく、継続的に批判の対象にしていたとはいえ一般人にまで向けられました。その一般人はツイッターから撤退。維新の支持者は喝采をあげ、一般人氏を罵倒していますが、そりゃ多大な労力と、負ければ賠償も背負わされるとなれば撤退を考えもしますわな。

 格差社会言われるほどの差異ができて、それによるゆるぐなさも起きている中、そのやるせなさを晴らすための行為を、“持つ者”が「それは違法だ」「これは訴える」なんてやったら黙るしかなくなりますよ。この橋下・松井両氏の手法を安倍政権がとりはじめたら?本人だけでなく、リツイートした人も対象にする…となると、本人だけじゃなくその同調者まで巻き込んで潰しにかかる気満々ですね。本人だけならまだしもその回りまで。その手法は輩の者がとる手段。彼らがその行動をとるのも肯うかなと思います。認められていいものではありませんがね!

 こーしてみると、納得しないことが多い分起こる異議申し立てを嫌がるが故に黙らせたいという意思が昂って、手法がどんどんどぎつくなる。そのひとこまを見せられました。一つ一つに楔を打ち込む。名護市長選も市井に近い稲嶺さんを勝たす、で歩きましょ。お付き合いありがとうございました。