つなげ“希”動力-人生記録員、伊東勉のページ。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

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「食っていける道」を作るには―まずはその土壌しっかりする事が必要。実質賃金や購買力の話。

 今日は。
 Web関係でひとつ大きな動きをしました。Twitter、確かにその時々で情報発信できるのは強みです。しかし熟考という意味では不向きな媒体でもあります。瞬時瞬時のやり取りの中で不意な発言をしてしまう。自分もそれをしてしまい、行き過ぎて謝ろう思ったときはアクセス遮断。愕然としまして…Twitterをやる資格ないなと思い、当面の撤退を決めました。
 当面土曜日まで休む、というふうには書きましたが、復帰する気力は起きない。したとしてももうあんな形の対論するのは何の得にもならない。昨日も語ったけど、ぶつぶつ語り続けることにします。当面は避難先のここで。(ここまで4日朝記述)

 昨日から始まった総選挙。「問われるのは自民一強」等と言われていますが、更に問われなければならないのは「自民一強を潰し、代わる道は何か」も同時に。「野合連合」は果たしてその問いに答えを持てるでしょうか。09年民主党の時のような体制もなし。大体選挙後に野党協力くそくらえで与党に転がりそうなのがいますから、あてにできません。

 で、その対抗軸を持つ共産党は「庶民負担増」の軽減と、富裕層の相応の負担で、と述べています。「会社や富裕層がもうかっているから俺たちの位置がある。それがなければどうすんだ」と労働者からの声もありますが、まずは以下の話聞いてください。

 企業が儲かるどさいるのは当たり前っちゃ当たり前。ただ、資本家の特質として「我さえもうかればいい」というのがあるんですね。我さえ儲かるためには入りを多く、出を少なくすればいい。入りを多くするために…の部分は今回置いときまして、出の方を見てみますか。

▽労働者に対する賃金を押さえる
▽協力企業に対する支払いを押さえる
立法府一部勢力と結託し、税金を払わないようにする

 …なんだかんだ言いながら、毎年着実に積み上がる内部留保。そして内部留保の囲い込み。要は「内部留保の金は“使い道あるんですよぉ”」と、活用求める意見を封じ込める。中には「私有財産を破壊する気か」まで。

 ちょっと待て。
 本来払うべきものを払わない、報いるべきものに報いない、社会の中に居、その共通財産も使って利益を得ているのにその還元すらしない。そういった収奪の結果何起きてるか言えば「社会の“焼き畑農業化”」。具体的に言えと。国民の所得、賃金縮小による購買力の低下。

 安倍自公勢力は「名目賃金上がっただろ」と強弁しますが、それ以上に物価が上がり、購買力で言えば低下しているのが現実。平均給与もここ何年かで比べれば上がってはいますが、90年代半ばから比べると劇的に低下。経営者の巨額報酬がもてはやされる一方で、非正規労働者は平均よりかなり低水準。それじゃ物買う力なくなるでしょう。
 そこで最初に語った「企業は儲かるどさいる」。儲けが見込めなければ棄てるのが最近の傾向のようですが、その原因作ったのはどこよ、思うんですね。自分等だけで金ためこんで、奪い尽くせるものがなくなれば逃げる。ここまで来れば卑怯者の所業しか言えません。

 資本家・経営者の力が強くなりすぎ、イコールでそれに抗する勢力を悪者視してきた―その状態が続いた結果が今です。自分等のくらしという意味でも、生業を守り社会を維持するという意味からも、購買力を取り戻す施策が必要。それがひいては「食べていく道の確保」につながる事を主張するものです。

 経済政策いうと企業の活性化のための方策にばり目がいきますが、こういう観点からの視点はあっていいだろ思いながら書いてきました。考慮の元になることを願い項を閉じます。