つなげ“希”動力-人生記録員、伊東勉のページ。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

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日本は「権力機構が人を見殺しにするのを止められない」国になったのか―ウィシュマさんの件。

 入管でウィシュマさんが医療にアクセスできず殺される事態が起きまして、ご遺族とその意向を受けた弁護団は「何が起きてこの事態が起きたのか」を検証、法務省・入管が編集した5時間のビデオを5分に編集し直して社会に向けて発信しました。
 それに対して斎藤健法務大臣が不快感を示し、自民党議員の牧原秀樹に至っては原告弁護士懲戒請求対象だと呼びかける一幕がありました。特に牧原は批判が広がるやごちゃごちゃ言い訳していますが見苦しい。国家権力が医療機関にアクセスもさせずに人を殺した、言い訳通用しない出来事のはずですが、「日本国の威厳」を第一に考える方々は、この政府の姿勢を擁護する。加えれば批判する人を反日と罵り悪罵を投げつけています。
 その中でどうにも見過ごせないのが「もう入管の姿勢はどうしようもないのだから、不法状態になったらすぐ送還させるしかない」。一見「命を守るためだから仕方がないでしょ」という体をとっていますが、要は「権力機構が人を殺すのは止められません」と言ってるに等しいものです。どんな情けないこと言っているか考えてみてはいかがでしょう。
 施政者に対しては何もできないんだと諦めきってしまう、そういう思考を持つ人がいるというのは理解しましたが、さすがにそこまで理解してダメです。権力機構が人の命すら守らないことを肯定してはダメです。
 最後に。牧原秀樹はさらに批判する人=野党=愚者とイメージさせる一文を発しました。自身は「敵対者の意もくめる寛大な人」に見せたいのでしょうが、一連の行動全てに嫌悪感しか感じません。「自民党を悪魔化している」とおっしゃいますが、すべては己等の行動が招いたものです。
 長文おつきあいいただきありがとうございました。