つなげ“希”動力-人生記録員、伊東勉のページ。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

つなげ“希”動力-人生記録員、伊東勉のページ

です。 ランキング参加しています。 にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村
人気ブログランキング

社会変革の道を―広い戦線づくりに取り組み、活路を築いていきます。【2019年社会活動1】

 2019年は私が社会活動に積極的に関わりはじめて25年、という年。自分が20歳のときの25年前は1970年だ、というのを考えると「流れた時間の大きさ」というのを改めて思い知らされます。その過程の中で同じ社会活動している人の中でも稀有な経験したりしました。そこら辺踏まえて2つくらいの観点で記してまいります。

1.共闘の発展―何だかんだ言いながら模索進めた結果の「政権」目標。
 2010年代の前半まで野党と呼ばれる勢力は「与党になれなかった二大勢力の片方」と「共産党」「社民党」と別れていました。自民党政権の無軌道な収奪政治はゴメンという趣旨で投じられた一票で民主党政権が形成され、ある程度の改善もありましたが、野党に転じた自民党・同支持層の逆襲・圧力に従属させられ、安倍政権の再来を招きました。また、市民間の協力も緒についたばかりで、「共産党は候補擁立をやめ、民主党の後援につけ」という言われ方もされていました。当然そんなんのめませんね。
 それが変わり始めたのが、2015年の「戦争法」強行。戦争法を覆すには閣議決定を覆す=自公から政権を奪うしかないので、そういう意味合いから共産党が提唱した「協力」。途中、自民党の画策による民主党民進党の破壊という局面にも遭いましたがなんとかつなぎとめて、以降は共産党も入った共闘の場面を多くすることで「自公・収奪主義者の政治から市民本意の政治に流れを変える」道がつくられていきました。
 
 私のいる岩手県基礎自治体レベルでは古来から保守勢力と組んでの共闘を経験していて、一番それが目立ったのは2003年陸前高田市共産党員の中里長門さんが市長当選。合意形成を基にして市民生活を守る政治を、と取り組んだ様子は近くで見ていて「ああ、様々な勢力で合同して“政権”つくる、というのはこういうことか」と。最初は細いとっかかりでも、取り組みを進めるなかで「この方向のやり方がいいのでは」と広く、太くなっていく。陸前高田市政で一番驚いたのが新しい野球場の建設。「太くなった成果はここまできたか」と。「3・11」で壊されたのが無念です。
 野球場はともかく、このような陸前高田市の経験を見ているから、野党の共闘も「約束ごとの合意を基に各々に応じた責任と行動をしていく」で進めれば協力できる幅は広がる―報道などでは省みられていませんが、4年の取り組みでそれは示されました。次の一大決戦で政権を市井の市民労働者側にとりもどして、安倍政権の行ってきた収奪政治をはらう闘いをしていきます。

 ひとつのエントリでは収まらなかったので、もうひとつの「新しい取り組み」は改めて記すことにします。おつきあいいただきありがとうございました。