つなげ“希”動力-人生記録員、伊東勉のページ。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

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23・24日大船渡行き。「東日本大震災8年のつどい」報告《後編》【Facebook・ブログ本体共通】

 今日は。今回は前回記事の続きを記していきます。

======【「つどい」報告後編】======

 シンポジウムの4氏報告のあと一旦休憩入りまして、再開後のフロアからの発言では「震災後移住者が増えて激しい環境の変化に戸惑う部分もある」(大船渡市猪川地区)「集まり持ちたいが施設の細かい規則運用でその機が持ちづらい」(宮古)「鉄道が復活して高校生の通学負担が軽くなった」(山田)など、活発な意見交流が交わされました。陸前高田の藤倉市議からは「自治体独自での補助制度創設」「(改めての)経験・情報交流」の大事さが話され「これからの人のためにいい制度を作っていくこと」の必要性を述べられました。

 その国政でどういう取り組みがあったかについては高橋千鶴子議員から報告が。東日本大震災、更に阪神大震災時の教訓も経ながら施策を充実させる(生活再建支援金の300万→500万増額)法案提出、あるいは難儀さを減らす(阪神大震災の融資返済困難者への対応)対応を要求など、震災復興に実のある対応をするように取り組んだ様子を話されました。

 震災は街ごと、地域ごと壊されたからその立て直しには時間がかかります。その間でも、力も気力もあり、ガーッと頑張れる方は是非、その馬力を遺憾なく発揮していただきたいです。それは活力生むから。

 ほんでも、社会全体を考えた場合は「置いてきぼり」をつくらないことが大事になります。私の関わる社会活動は、どっちか言えばそちらの方面からの活動が主。被災直後から「課題は直々によって間断なく変わるよ」と語られてきましたが、先に記されたような出てきた課題に相対しながら「震災で助かった命を政治の不備で失わせない」で歩みを進めていこうという誓いを新たにしました。

======【報告おわり】======

 …ここ数年感じさせられているのは、震災は法律年限できっちり乗り越えられるほど甘くない、ってことです。東日本以降の各災害で「対応する法律の適用が過ぎたから対応はおしまい」と機械的な対応をしている話を多く耳にするようになりました。そもそものより強力な法適用さえされていない事例もありますが、単なる精神論だけでなく、日本社会が「事大主義でモノを見て力を集中するあまり、市井の施策をする能力を欠いている」状態になっています。

 社会活動は起きた事象に対して対応すんべ、と活動しますが、社会を変えるには政治に対する取り組みも必要。政治に現在関わっている人が「できない」のであれば「できる人」に交代していただく、というのも一手です。政治はある種の目線で見られることも多いですが、一人一人の生活に関わっていることは間違いありません。関心・目線向けていただきたいです。

 昨日、今日と長文の記述となりました。おつきあいいただきありがとうございました。